「ネット集客ってどうやればいい?」
SNSは何となく、SEOに聞き覚えはある、それに、会社案内のような「ホームページ」がある程度。
そんな知人オーナーから「ネット集客」について、よく相談されるようになりました。
多くの費用はかけられない、ネットに詳しい人材もいない、日々の業務でネット集客にまで手が回らない…。

そんな状況を考慮して、たどり着いた一つの答えが「ホームページのLP化」なんだよね
※LP(ランディングページ)とは、販売などに特化した縦長のWebページ
そんな「LP特化型ホームページ」の凄い成果がこちら。
- 1日に5人ほどのアクセスで、生涯単価135万円(月5万円・27ヶ月継続)のお客さんを毎月3人成約
- 前年対比で売り上げ1.5倍に押し上げ
- 月の来客数が継続して1.7倍増し
- ホームページの内容をチラシ・フリーマガジンでの広告に使いまわし好結果を出す
- 上位表示されている全国展開のライバル業者を差し置いて、ご依頼をいただく
少ないアクセスでも、さまざまな業種で成果を叩き出している、「売れるホームページ」の作り方を完全公開。
LP特化型ホームページ作成における概要
少ないアクセスでも成果を叩き出すホームページが、
LP特化型ホームページ = トップページをLP化したホームページ
お金や時間のかかる「集客」はひとまずわきに置いて、販売力アップを一番の目的とします。
「LP特化型ホームページ」の構造は大きく2つ。
- トップページ
- トップページ以外
トップページの作成手順は8ステップ。
- ホームページの「目的」を決める
- 「ウリ」を決める
- 「オファー」を決める
- 「キャッチコピー」を決める
- 「パーツ」を集める
- 「パーツ」を配置する
- 「画像」「見出し」を決める
- CTAと「決済」「メール配信システム」などを連携する
トップページ以外では、必要なページの配置方法などが重要です。
- ホームページ名称の決定
- 「グローバルメニュー」の作り方
- 「個人情報保護方針」などの掲載
- 「会社概要」などの配置方法
- 集客ページの構造・配置方法
※「集客ページ」とは、将来的な集客のためのページ
LP特化型ホームページ作成にあたり、ホームページとして目に見える部分より、その土台となる「戦略」こそ命。
具体的な作り方の前に、まずは戦略部分から解説します。
「ホームページで集客」ではなく「ホームページに集客」
「商品を探す時代」から「情報を探す時代」といわれ、久しく経ちます。
商売におけるネット活用の重要性は増すばかり。
その手法も、あらゆる方面へと広がっています。
たとえば、
- SNSで認知度を高める
- SNS以外のプラットフォームにまで手を伸ばす
- ネット広告で集客する
- 見込み客のメールリストを獲得する
- メールなどで関係性を保ち、セールスにつなげる
- 販売や申し込み専用のランディングページ(LP)で成約する
といったように。
10年以上前なら可能であった「ホームページで集客」というのは、もはや幻想に近い状況です。
現状としては、
✕ホームページで集客する
◯ホームページに集客する
というのが正しいでしょう。
とはいえ、SNSで認知度を高めたり、ネット広告で集客したりするにも、それなりの知識・経験・時間が求められます。
ホームページで成果を上げるには、このような現状をさしあたり押さえください。
本当に「ホームページ」は必要ですか?
「ホームページ不要論」を耳にします。
確かにその通りです。
しかし、あなたが商売のネット活用について詳しくないとしたら、これを鵜呑みにするのは危険です。
ある条件を満たしたときの、限定的な話だから。
とはいえ、ホームページの必要性を判断するにあたり、この話には大きなヒントが隠されています。
ここで「商売に欠かせない行為」を考えてみましょう。
つまるところ、商売に欠かせない行為は2つだけです。
- 集客
- 販売
お客さんを集め、販売できたなら、商売は成り立ちます。
ホームページの必要性を判断するにあたり、「集客・販売をネットでやる必要があるのか?」、まずこれを見極めてください。
その上で、ホームページ単体では集客さえままなりません。
理由として、
- 検索結果での上位表示が難しい傾向にある
- 上位表示できなければ、商品サービスの存在さえ気づいてもらえない
- 気づいてもらえなければ販売できない
つまりGoogleやYahoo!といった検索エンジンからの集客も、思うほど容易でないのです。
また、購入前の情報収集が当たり前の時代、
- たまたま、あなたのホームページにたどり着き
- 商品サービスを知った瞬間
- 即購入
となるには、集客して即販売できるだけの仕掛けが必要となります。
そのため、ネットで成果を上げる事業者は、SNSやネット広告・メルマガ配信・ランディングページなどを駆使します。
結論として…
■あなたが上記のようなネット集客・販売の仕組みをすでにお持ち
ホームページは不要、もしくは、商品購入まぎわのお客さんの信用不安を払拭するための、「会社案内」のようなホームページがあれば事足りる
■お持ちでない
成果の上がるホームページが必要
LP特化型ホームページ作成メソッドは、ホームページに二役・三役してもらいながら、ネット活用のステージを次へと進められる手法です。
ぜひ続きをご覧ください。
これを知るのが「売れるホームページ」を手にする近道
クラウドソーシングで、簡単にホームページを外注できる時代。
- ホームページが5万円ポッキリ!
- オシャレなホームページを制作致します!
- 何も分からなくても全部お任せ!
といったキャッチが、そこら中に踊ります。
その反面、日の目を見ないホームページが、ネット上であふれるのはなぜか?
その理由を知ることこそ、「売れるホームページ」へと大きく舵を切る近道です。
5つの視点で解説します。
- 「コーポレートサイト」のイメージが強すぎる
- 良し悪しを「見た目」でしか判断できない
- 作ったら「終わり」だと思っている
- 「売れるホームページ」は外注できない
- 真の目的を理解していない
1.「コーポレートサイト」のイメージが強すぎる
働いてくれないホームページを生み出す根っこは、ほぼこれです。
ホームページ=コーポレートサイト
といった思い込み。
「コーポレートサイト」とは、会社概要や採用情報、商品サービスの紹介といった、自社の紹介が目的のWebサイト。
この思い込みが、ホームページの躍動に大きなブレーキをかけます。
そもそも何の前フリも無しに、あなたの事業所(会社)に興味ある人など存在しません。
人が商品サービスを購入するときの心の動きから、それは明らかです。
購入に至る心理変化は、以下のようにいわれます。
ニーズ・ウォンツが生じる ➜ 商品サービスの存在に気づく ➜ 他と比較 ➜ 購入の検討 ➜ 購入
ホームページ(HP)しか持たない、あなたの事業所(会社)が興味をもたれるのは、心理変化のどのステップか?
- ニーズ・ウォンツが生じたあとHPにたどり着いた
- 他との比較段階でHPにたどり着いた
というのが大半でしょう。
となると、商品サービスについて詳しく知りたい人に、「会社名がドーン」「会社概要がドドーン」といったホームページが、いかに的外れかご理解いただけるはずです。
「ホームページ=コーポレートサイト」といった思い込みは、今すぐ捨ててください。
2.良し悪しを「見た目」でしか判断できない
外注先から渡されたホームページに、思わず「ワ~」っとなる気持ちよくわかります。
以前のわたしもそうでした。
しかし、ホームページで成果を上げるために、「見た目」はそれほど重要でありません。
むしろ重視すべきは「中身」です。
質問があります。
- 外見がピカピカのラーメン屋、でも味がいまいち
- 店が古めかしくパっとしないラーメン屋、でも抜群に美味い
もう一度行きたくなるのはどちらですか?
ここで言いたいのは、
- 外見は中身でカバーできる
- 中身を外見でカバーできない
ということ。
ホームページもまさにこれ。
ホームページは見た目を競うものではなく、ビジネスで成果を上げるためのツールです。
あなたが「売れるホームページ」を手にしたいのであれば、重視すべきは「中身」。
ホームページの「良い中身」については、後ほど詳しく解説します。
3.「売れるホームページ」は外注できない
残念ながら、「売れるホームページは外注できない」と思った方が無難です。
もちろん、信頼のおける優秀な専門業者であれば制作可能でしょう。
驚くような費用を覚悟しなければなりませんが…。
ところで、アインシュタインが言ったとされる、こんな言葉をご存知でしょうか?
「巨大な惑星が一時間以内に地球に衝突し、すべてを破壊するとしたら?」
「55分は問題の定義に費やし、残りの5分でそれを解決しようと試みるだろう」



この言葉「売れるホームページ制作」にも当てはまるんだよね…
ホームページは形にすることよりもむしろ、
- それ以前のリサーチや戦略策定
- 結果としてのキャッチコピーや文章・画像など
「誰に」「何を」「どう言うか?」の決定こそ、時間と労力を要する部分。
「売れるホームページ」をお店に例えるなら、リサーチから始まる一連の行為はお店を建てる「設計図」。しかも、商売繁盛まで約束したお店の。
優秀な専門業者に設計図の作成から依頼するとなると、費用が高額になるのは当然です。
「売れるホームページ」は、外注できないと思ってください。
そこで、おすすめの方法を一つ。
まずオーナー自身が、ホームページを自作します。
業界に精通し、商売全体を見渡せ、かつお客さんの声も耳にするオーナーこそ、ホームページ作成の適任者です。
専門知識がなくても、簡単に使えるWix・Jimdo・ペライチ・WordPressなど、簡単に使えるツールが山ほどあるので、技術的な心配はいりません。
そうして作ったホームページの成果を確かめた上で、外見をピカピカにしたいなら、この段階で外注すれば済むこと。
売れるホームページを確実に、しかも安価で手にするには、結局この方法が一番です。
それには、LP特化型ホームページ作成メソッドを、大いにご活用ください!
WordPressでの「HPの立ち上げ方」を詳しく解説しています。
4.作ったら「終わり」だと思っている
あなたがネット検索するとき「これっていつの?」と、情報鮮度が気になることがあると思います。
人はカビ臭い情報を、瞬時にかぎわけます。
検索エンジンの掲載順位を決めるロボット(AI)は、さらに敏感です。
ところで、2001年から2003年のたった3年で、人類が30万年かけて蓄積した情報量を追い抜いたといわれます。
そんな情報爆発の時代、あなたのホームページを誰かに見てもらうだけでも凄いこと。
その証拠に「ホームページ 外注」とGoogle検索してみてください。
検索窓の下の方に「約3,580,000件」といった数字が表示されます。
Googleの検索エンジンで、「ホームページ 外注」にヒットするWebサイトの数です。



1ページ目に表示されるWebサイトって、それだけでメチャクチャ優秀なんだよね
この激烈な環境において、何年も更新されることなく放置されたホームページが、すぐに埋もれていくのは目に見えています。
それ以前に、ほとんどのホームページが、そもそも1ページ目には表示されません。
「売れるホームページ」を手にしたいのであれば、作ったら終わりのホームページなど、存在しないことを強く意識してください。
もちろん、自ら文章や画像を編集できるのが前提です。
5.真の目的を理解していない
ホームページが働いてくれない理由のうち、最重要がこれ。
売れるホームページを作れるかどうかは、
適切な目的設定
にかかっています。
SNSやネット広告・メルマガ配信・ランディングページなど、ホームページ以外のネット集客・販売の仕組みがあるなら、信用を担保する「コーポレートサイト」で問題ないでしょう。
しかし、集客や販売をホームページに任せるとしたら、コーポレートサイトのようなホームページでは何の役にも立ちません。
ここで注意すべきが「目的」と「手段」の混同。
ちょっとイメージしてください。
あなたに大好きな人がいるとして、ラブレターを書くとします。
このときの目的は何でしょう?
ほとんどの人が「気持ちを伝えること」と即答します。
でも、そうではないはず。
ラブレターを書く目的は、大好きな相手に「自分のことを1ミリでも好きになってもらう」のはずです。
相手のことも理解せず、一方的に自分の気持ちを押し付けたとしても、その恋が実ることはないでしょう。
つまり「気持ちを伝えること」は手段であって、目的ではないのです。
同じく、売れるホームページを作れるかどうかは、適切な目的設定にかかっています。
以上、ホームページが働いてくれない5つの理由でした。
- コーポレートサイトのようなホームページは求められていない
- ホームページで重視すべきは「中身」
- 「売れるホームページ」は外注できない
- ホームページ完成は「運用」の始まり
- 売れるホームページを作るには、適切な目的設定が必須!
「目的」がボヤけた時点でホームページはご臨終
売れるホームページを作れるかどうかは、「中身」次第です。
その中身を決めるのが「目的」に他なりません。
「売れるホームページ」を手にする肝となる部分なので、もう少し深掘りします。
ところで、下の図形を分けてみてください。


「えっ?」ってりますよね。
では、形で分けてください。


線で分けると?


このように「中身」を決めるのは「目的」です。
目的がボヤけると、すべてがボヤけてしまいます。
巷でよく見かけるホームページ、
- 存在意義がよくわからない
- 見た目がよいだけ
- 更新されないまま放ったらかし
お金をかけて外注したにせよ、無料ツールで自作したにせよ、目的不在、もしくは曖昧なまま作られた産物です。
ホームページ作成にとりかかる前に、まず「目的」を適切に定めてください。
「マーケティング」なしに、適切な目的設定などあり得ない
「適切な目的」とは何なのか、実はこの見極め意外に難しいところです。
というのも、ネット施策だけの話ではなく、ビジネスモデル全体にかかわる話だから。
売れるホームページの根っこには、つぎはぎだらけの部分最適ではなく、全体最適の横串が通っています。
その役目を果たすのが「マーケティング」であり、マーケティングなしに、売れるホームページは作れません。
1.そもそも「マーケティング」って?
セールスやライティング、キャッチコピーなど、あらゆる書籍で目にする「マーケティング」。
”ピーター・ドラッカー”の「マーケティングの理想は、販売を不要にすること」という言葉を、わたし自身何度も目にしました。
で、その時はわかったような気になるものの、しばらくすると「んっ?」となってしまうのがマーケティング。
そこで、わたしなりの解釈をお伝えいたします。
マーケティング = 商売を簡単にする仕組みづくり
ここで1つお願いがあります。
「17✕14」を瞬時に計算してください。
難しいのではないでしょうか。
実はこの計算、
(17+4)✕10=210


7✕4=28


の和が答えとなります。
17✕14=210+28=238
この着想、かけ算を単なる「数式」ではなく、「四角形の面積」と捉えることから生まれます。
「17✕14」の四角形がこちら。


縦と横を10で区切り、四角形の一部を移動します。


四角形A・Bの和が答えとなります。
つまり、かけ算を簡単にする「10」を基準に形を変えることで、暗算できるのです。
マーケティングの「商売を簡単にする」も、同じようにイメージしてください。
現実は誰しも同じ。
その上で、本質から外れることなく、見方や考え方を変えることで、いかに商売を簡単にしていくか。
マーケティングとは「商売を簡単にする仕組みづくり」です。
2.商売が簡単とは「買いたくなる」こと
マーケティングが「商売を簡単にする仕組みづくり」だとしたら、「商売が簡単」とはどのような状態か?
相手が「買いたくなる」状態です。
商売が簡単 = 相手が「買いたくなる」
商売では「どうしたら売れるだろう?」と、つい自分(売り手)主体で物事を考えがち。
しかし、すべての決定権は相手にしかありません。
その相手から「買いたい!」と思ってもらえるとしたら、これほど楽なことはありません。
となると、
マーケティング =「買いたくなる」仕組みづくり
だといえます。
これをネット(Web)でやるのが「Webマーケティング」です。
Webマーケティング = ネットでの「買いたくなる」仕組みづくり
以前、こんなことが…。
ホームセンターでの買い物に、無料の「グッピー(熱帯魚)すくい」が付きました。
キラキラした大ぶりなグッピーを2匹すくえ、さらにオマケで3匹も!
家族でおおはしゃぎ……したのもつかの間。
「水槽は?」「ヒーターは?」となってしまい、結局、買うつもりなどなかった水槽セット一式まで抱え、ホームセンターをあとにしました。
「凄いマーケティングだな!」と感心させられた経験です。
マーケティングとは、「買いたくなる仕組みづくり」だとイメージしてください。
<余談>
水槽セット一式を購入するにあたり、わたしの中で色々な心理が働いています。
■テンションリダクション効果
購入直後の緊張感がゆるんだ状態は懐がゆるみやすい(買い物直後のグッピーすくい)
■一貫性の法則
自分の行動、発言、態度などに一貫性を保ちたい心理(グッピーすくいをしたのは自分自身)
■損失回避性
得することより、損を避ける気持ちの方が強い(せっかく手にしたグッピーを手放したくない)
■ディドロ効果
お気に入りを手にしたとき、それに見合ったものを揃えたくなる心理(グッピー→水槽セット)
このような「心理効果」について、詳しく解説したのがこちら。
3.マーケティングの究極は「花とミツバチ」の関係
マーケティングは「買いたくなる仕組みづくり」です。
だとすると、買いたくて・買いたくてムズムズさせられる人が、マーケティングの「プロ」といえるでしょう。
相手から寄ってきてもらい、「こちらの目的はしっかり果たす」といった感じ。
「花とミツバチ」をイメージすると、しっくりくるはずです。
どれほど受粉したくても、ミツバチに何のメリットもなければ、花粉を運んではくれません。
そこで、たんまり甘い蜜を用意します。
そうすることで相手から寄ってきてもらい、気づかぬうちに受粉という目的を果たすという。
マーケティング実施にあたり、「花とミツバチ」の関係をイメージすると、あらゆるシーンでブレることなく本質に立ち返れます。
マーケティングの究極は「花とミツバチ」の関係です。
適切な目的を導き出す2つのマーケティング手法
マーケティングの重要性を感じていただいたところで、本題に入ります。
ホームページの「目的」を一体どう設定すればいいのか?
あなたの商品サービスが高額であったり、詳しい説明が必要であったりするなら、いきなりホームページで売ろうとするのはNGです。
人は、よくわからない高額商品・複雑な商品を「買いたい」とは思いません。
そこで必要となるのが、
「本命商品を買いたくなってもらうために、まず何をすべきか?」
といったマーケティング思考。
この発想をもとにした、2つのマーケティング手法がこちら。
- フロントエンド・バックエンド戦略
- リストマーケティング
詳しく見てみましょう。
1.フロントエンド・バックエンド戦略
いきなり本命商品(バックエンド)を売るのではなく、買ってもらいやすい商品サービス(フロントエンド)の販売などから始める戦略です。
サプリメントなどの通販でおなじみ。
まず無料・安価な試供品を提供し、「本命商品へとつなげる」といった感じ。
ここで見逃せないポイントが3つ。
- 本命商品につながらなければ意味なし
- フロントエンド商品の販売コストは「広告費」である
- リスト獲得も必須
本命商品につながらなければ意味なし
本命商品を買ってもらうための「フロントエンド」です。
フロントエンドは、その先で「本命商品」を買いたくなるようなものでなければ意味がありません。
ただし、いきなりバックエンドへつなげるのが、難しい状況もあるでしょう。
その場合、
フロントエンド商品 ➜ ミドルエンド商品 ➜ バックエンド商品
といったように、発想を柔軟にしてください。
フロントエンド商品の販売コストは「広告費」である
「損して得取れ」といった言葉のとおり、フロントエンドに利益を求めるのはナンセンス。
むしろ「広告費」と捉えてください。
このとき役立つのがLTV(ライフタイムバリュー)という指標。
LTV=顧客生涯価値:顧客から生涯にわたって得られる利益
フロントエンドを購入した人のうち、何%がバックエンド商品を購入し、最終的にどのくらい利益をもたらすのか?
フロントエンドの販売が赤字だったとしても、LTVさえ下回らなければ、全体で見ると黒字です。
知人のうどん屋が、この物価高の逆風のなか「かけうどん」を値下げしました。
かけうどん単体では、完全に赤字です。
しかしその結果、月間の客数が約1.2倍に伸び、トッピングの天ぷらがついで買いされようになったため、550円だった客単価が780円に跳ね上がりました。
利益率がそれまでの1.4倍となり、「ライバル店と同じように値上げしなくて良かった!」と喜んでいます。
値段を下げる前に、「かけうどん」の割引デーをつくり、数字がどう変化するか確認しての判断でした。
つまりLTVを計算して、ライバルが真似できないフロントエンド商品を作ったわけです。
ホームページで「フロントエンド商品」を販売したとしても、利益は出ないかもしれません。
しかし、先で利益を上げるための「広告費」だと考えてみてください。
リスト獲得も必須
フロントエンドが購入されたとしても、すべての人がバックエンドを購入するわけではありません。
むしろ少数でしょう。
そこで重要となるのが、次につなげるための「連絡手段」の獲得。
「リスト」と呼ばれ、
- メールアドレス
- 電話番号
などをいいます。
せっかくのご縁を1回こっきりで終わらせるか、次のチャンスへとつなげられるかは、「リスト獲得」の有無にかかっています。
ちなみに、新規客の獲得コストは「既存客の5倍」といわれます。
フロントエンド・バックエンド戦略では、フロントエンドの販売と同時に、リスト獲得も必須だと思ってください。
知人のうどん屋も、新規のお客さんにはLINE登録してもらい、さらなるマーケティングを仕掛けています。
2.リストマーケティング
フロントエンド・バックエンド戦略も、多くのケースで「リストマーケティング」へと発展します。
リストマーケティング とは、
自ら管理するリストを教育しながら、販売へとつなげる手法
「教育」とは、上から目線の指導めいたものでなく、「買いたくなってもらうため」の情報提供だと思ってください。
このようなイメージとなります。
集客 ➜ リスト獲得 ➜ 教育 ➜ 販売
先述のとおり「リストマーケティング」は、1回こっきりのご縁を次のチャンスへとつなげていく手法。
コーチやコンサルといった情報系サービス、説明に時間を要する複雑な商品サービスの場合、特にリストマーケティングが効果を発揮します。



ネット広告にお金をかけて、「リスト獲得」するのも当たり前の時代だよ
ただし、リストを獲得したり、情報提供したりするために、
- LINE公式アカウント
- メール配信システム
などが必要です。
このようなツールも取り入れる前提でホームページ作成するなら…
- フロントエンド商品の販売
- リスト獲得
のいずれかを、ホームページの目的としてください。
成果を改善できてこそ「売れるホームページ」
LP特化型ホームページは、少ないアクセスでも成果を叩き出せる「売れるホームページ」です。
とはいえ、成果を叩き出すには、計測・改善が欠かせません。
この点について、3つの視点から解説しておきます。
- 成果を計測できる
- 成果の計測=CTAの計測
- 成果を改善できる
1.成果を計測できる
相手の「行動」に裏打ちされた、計測可能な成果こそ、LP特化型ホームページの目的です。
コンバージョン(CV)と呼ばれ、契約成立(成約)を意味します。
売れるホームページの成果 = コンバージョン(成約)
成約件数の計算方法がこちら。
成約件数 = アクセス数✕コンバージョン率
あなたのホームページに1000アクセスあり、コンバージョン率が0.1%だったすると…
成約件数=1000✕0.001=1人
逆に「コンバージョン率」を知りたいときは、1000アクセスあって、1人がコンバージョンしたなら、コンバージョン率0.1%だと判断できます。
このように、LP特化型ホームページの成果は計測可能です。
2.成果の計測=CTAの計測
LP特化型ホームページにおける成果とは、
- 販売
- 登録
- お申し込み
- お問い合わせ
- 資料請求
など、相手の行動に裏打ちされたもの。
ということは、ホームページ内に行動を起こしてもらうパーツが必要となります。
そのパーツがCTA(Call To Action)です。
CTA = 行動を起こしてもらうパーツ
たとえば、ホームページの目的を「資料請求」とします。
その場合、「いますぐ資料請求する」といった言葉とともに、
- フォーム
- ボタン
- テキストリンク
といったパーツがCTAにあたります。
このCTAの計測が、成果の計測を意味します。
成果の計測 = CTAの計測
※CTAで成果を果たしたあとに表示させる「サンクスページ」を計測することも
ホームページの目的は「CTA」を見れば一目瞭然。
CTAの内容 = ホームページの目的
CTAの存在しないホームページは、「LP特化型ホームページ」ではありません。
ゴールのないサッカーと同じで、得点しようがないから。
LP特化型ホームページは、CTAを計測することで成果を計測可能です。
「サンクスページ」の作り方・計測方法を詳しく解説しています。
▼ブログ・ホームページの目標達成に必須!アナリティクスで「到達ページ」を設定
※「ユニーバーサルアナリティクス」による方法
3.成果を改善できる
1000アクセスの内、購入してくれるのが1人だったとしても、改善方法は色々考えられます。
たとえば、コンバージョン率を0.002%に上げられたとすると、
- 成約件数=1000✕0.002=2人
1000アクセスを10000アクセスに増やせたとすると、
- 成約件数=10000✕0.001=10人
成果を改善できるとは、このような意味合いです。
ところで「KGI」や「KPI」といった言葉を、目にしたことがあるかもしれません。
成果を計測するときの指標です。
■KGI(Key Goal Indicator)
最終ゴールを測る指標(重要目標達成指標)
■KPI(Key Performance Indicator)
最終ゴールに関係する要因を測る指標(重要業績評価指標)
たとえば、ホームページの目的をAという商品の販売だとすると、
- Aの販売数 = KGI
- アクセス数やコンバージョン率 = KPI
となります。
Aの販売数(KGI)を向上するには、アクセス数やコンバージョン率(KPI)の改善が必要です。
もっというと、アクセスには「新規ユーザー」「リピーター」の2種類があり、どちらを改善するかで施策が違ったりします。
LP特化型ホームページにおける成果は、「KGI」「KPI」といった指標を用いて改善可能です。
ホームページの成果計測に欠かせない無料ツールがこの2つ。
▼Googleアナリティクス4のブログ・ホームページ設定方法
▼Googleサーチコンソールの導入・設定と上位表示に必須な使い方
トップページを細かく分析したいならヒートマップツール!
▼動画でまる見え!ヒートマップ「Mouseflow」の導入・使い方
ページの「検索順位チェク」ならこのツール!
コンバージョン率アップこそ、マーケティングの第一歩
これからネット活用に取り組むとして、優先すべきWebマーケティングとは何か。
商売に不可欠な2つの行為にヒントがあります。
- 集客
- 販売
この2つの内、優先すべきは「販売」です。
もっというと「販売力の強化」こそ、優先すべきWebマーケティングとなります。
販売力を強化しなければ、どれだけお金や時間を費やして集客してもザル状態だから。
たとえ1万アクセスあったとしても、コンバージョン率ゼロなら、成約件数ゼロ件です。
これがコンバージョン率1%だと、成約件数は100件に跳ね上がります。
要するに、販売力の強化とは「コンバージョン率アップ」を意味します。
販売力の強化 = コンバージョン率アップ
コンバージョン率さえアップしておけば、あとは集客するだけです。
「集客」はお金で買うこともできます。
Google広告やSNS広告など、お金さえ支払えば、少なからずアクセス数は確保できます。
それに対し、コンバージョン率アップは、地道な改善によるところが大きく、お金さえ支払えば今すぐ何とかなるといったものではありません。
「コンバージョン率アップ」こそ、Webマーケティングの第一歩だと認識してください。
コンバージョン率アップのための「トップページ」LP化
商売におけるネット活用の仕組みとは、ホームページやSNS、ネット広告・メルマガ配信などによる総合力。
このような仕組みを持たない、”ひとり起業家”や”小さな会社”にとって、まず力を入れるべきは「ホームページ」です。
つまり、Webマーケティングで優先すべきは、
ホームページのコンバージョン率アップ
そこで必要となるのが「文章で売るスキル」です。
難しく考える必要はありません。
文章で売るスキルは「セールスライティング」として、すでに確立されています。
そのセールスライティングを駆使したのが「ランディングページ」。
ランディングページ = 販売・申し込み・登録など、成約に特化したWebページ



このランディングページのノウハウを、ホームページに上手く取り入れたのが「LP特化型ホームページ」ってわけね!
ホームページの顔である「トップページ」をLP化することで、コンバージョン率を飛躍させます。
LP特化型ホームページ = トップページをLP化したホームページ
その結果、少ないアクセスを一撃で仕留め、成果を叩き出すホームページの出来上がりです。
今すぐ商品・サービス・店舗を知りたい、「地域名+○○」といったキーワードで検索されがちなローカルビジネスにも、絶大な威力を発揮します。
ちなみに、検索エンジンからの無料集客には、時間と労力を要します。
多くのアクセスを集められるようになる前でも、成果を上げられるのが「LP特化型ホームページ」の強みだとご認識ください。
LP特化型ホームページ作成に必要な3つのスキル
LP特化型ホームページ作成には、3つのスキルが必要です。
- マーケティング
- セールスライティング
- SEO
これから時代がどう変わろうと、商売をどう変えようと、必須のスキルといえます。
効率よく学べるものの、省略はできないと思ってください。
3つのスキルをどのように使うのか、そのアウトラインをお話しします。
1.マーケティングはこう使う!
マーケティングが「買いたくなる仕組みづくり」であることは、先述のとおり。
「買いたくなる」のは相手ですから、すべての出発点は相手主体です。
たとえば、
- おすすめ ➜ あなたの悩み解決におすすめ
- 商品の特徴 ➜ あなたがこの商品を使うとこうなる
- お買い得 ➜ あなたが今購入するとお買い得
ホームページの目的設定においても、売り手主体は失敗のもとです。
そこで役立つのが、2つのマーケティング手法でした。
■フロントエンド・バックエンド戦略
買ってもらいやすい商品サービスの販売などから始め、本命商品へとつなげる戦略
■リストマーケティング
メールリストなどを獲得し、相手との信頼関係を築き、販売へとつなげる戦略
小さなステップをいくつか設け、「買いたくなるように」「買いたくなるように」なってもらうわけです。
たとえば、
- 無料特典を用意して、まずはメールリスト獲得から始める
- 本命商品につながりやすい商品サービスの販売から始める
- 本命商品につながりやすい商品サービスの無償提供から始める
ホームページで、いくつもの商品をカタログのように並べたとしても、まず売れません。
心から望む成果を手にするために、まず何をすべきか徹底的に考え抜いてください。
このとき意識すべきがマーケティングであり、あなたがやろうとしているのは「買いたくなる仕組みづくり」です。
2.セールスライティングはこう使う!
「セールスライティング」とは、買ってもらうための文章術。
LP特化型ホームページ作成にあたり、結果に裏打ちされた、先人の知恵を拝借しない手はありません。
ここで一つ誤解を解いておきます。
買ってもらうための行為、すなわち「セールス」は決して悪ではありません。
以前のわたしがそうだったように、「セールス」を卑しい行為と思いがち。
しかし、真実は正反対でした。
セールスの成功には、相手への深い理解が求められるから。
正直、もの凄く骨の折れる行為です。
ところで、こんな経験ないでしょうか?
「絶対に喜ばれる!」と思って渡したプレゼントなのに、それほどリアクションがなかった…みたいな。
ひとりよがりな思い込みは、往々にして外れがちです。
先日こんな事がありました。
小学1年の娘が、おばあちゃんの誕生日プレンゼント選びで、
- いつも家で一人だから…
- いつも「寒い」「寒い」といってるから…
- チェリー(犬)の散歩のとき…
と、ブツクサ考え始めたのです。
これを横目に思ったのが、セールスは「喜ばれるプレンゼントだ!」と。
セールス ≒ 喜ばれるプレンゼント
喜んでもらうには、相手を深く知る必要があります。
何を知ればいいのか?
それは「悩みごと」です。
相手を知る=相手の「悩みごと」を知る
※「~したい」といった願望も、そうなっていない現実の裏返しなので「悩みごと」と表現
となると、セールスとは「悩みごと」と「解決できること」のマッチングだと気づきます。
セールス = 悩みごと✕解決できること
これを相手に伝える言葉が「ウリ」だと思ってください。
「悩みごと✕解決できること」などを表現した言葉 = ウリ
「訴求」とも呼ばれます。
「ウリ」がければ、売れる提案はできません。
つまり「売れない」ということ。
「ウリ」をさらに短く、表現に磨きをかけると「キャッチコピー」が出来上がります。
「ウリ」を短くした言葉 = キャッチコピー
たとえ同じ商品であっても「ウリ」は様々です。
たとえば、百均のゴム製ボールなら、
- 腰痛を解消する、ストレッチ用品として
- 高齢者でも安心安全な、介護施設でのレクリエーション用品として
- 軽くて持ち運びに便利な、子どものレジャー用品として
同じような商品サービスは世にあふれています。
しかし、商品を物質的な「モノ」と見るのではなく、その奥に潜む「解決できること」に焦点を当てると、ライバルとは違った「ウリ」が見えてきます。
このような考えのもと、買いたくなる文章構成や、人の心理にもとづいた表現方法を教えてくれるのが、セールスライティング(コピーライティング)です。
3.SEOはこう使う!
「SEO」とは、GoogleやYahoo!の検索エンジンから集客するスキル。
LP特化型ホームページは、販売力(成約率)アップを一番の目的としたホームページです。
では、なぜ「SEO」なのか?
それは、
- ホームページ内での「トップページ」「その他のページ」の効果的な配置方法
- 販売力を強化する「トップページ」に集客まで兼ねさせる方法
- 検索エンジンからの集客にマイナスとならないよう、各ページの設定方法
など、SEOの知識・スキルが非常に役立つからです。
これにより、販売力を強化しながら、検索エンジン集客にも強い体質を作れるようになります。
販売力を強化したトップページに、検索エンジンからの集客をどんどん送り込めたとすると?
ご商売がお休みの日も、あなたが寝ている間も、ホームページからの販売・お申し込み・登録が、ひっきりなしに舞い込む状態となります。
こうなってようやく、ホームページが「24時間休むことなく働いてくれる営業マン」となるのです。
これこそLP特化型ホームページの魅力であり、それには「SEO」の知識・スキルが欠かせません。
初心者がLPの作り方を最短でつかむ2つのポイント
あなたがLP(ランディングページ)にピンとこないとしたら、いざ作るとなると、雲をつかむように感じるかもしれません。
ご安心ください。
これからLP作成のコツを最短でつかむ、2つのポイントをお伝えします。
それにはまず、LPの本質を理解してください。
LPは「単なる文章」ではなく、相手の心を動かし、行動してもらう「営業トーク」に近いもの。
LP = 営業トーク
営業トークは、「構成」が重要といわれます。
つまり、何を・どの順番でいうか。
本の「目次」をイメージすると、わかりやすいと思います。
これをLPに置き換えると、
- 何を:必要なパーツ
- どの順番で:パーツ配置の順番
となります。
これを実際のLP作成に置き換えると…
あなたのご商売の現状から、
- 必要なパーツをかき集め
- それを配置する順番がつかめている
としたら、あとはプラモデルのように、ぽんぽん組み立てていくだけです。
そうなるための2つのポイントを、詳しく解説します。
1.これを知れば「必要なパーツ」がわかる!
ネット上のあちこちで、さまざまなLP(ランディングページ)を見かるでしょう。
それぞれ内容は違っていますが、一つひとつのパーツには意味があります。
その意味とは「3つの壁」を超えてもらうため。
- 読まない(Not Read)
- 信じない(Not Believe)
- 行動しない(Not Act)
広告界の伝説”マックスウェル・サックハイム”による3原則です。
「3つのNOT」と呼ばれます。
この3原則のとおり、LPのパーツは大きく3つに分類できます。
- 「読んでもらう」パーツ
- 「信じてもらう」パーツ
- 「行動してもらう」パーツ
これを踏まえ、もう一つ知っていただきたいのが「4 つの学習タイプ」。
- 「なぜ」タイプ
- 「なに」タイプ
- 「どうやって」タイプ
- 「今すぐ」タイプ
アメリカの教育論者”デイビッド・コルブ”が唱えたものです。
この4タイプを網羅した情報は、「あらゆる人に伝わりやすい」といわれます。
「3つのNOT」と「4 つの学習タイプ」の視点から、LPパーツを観察してみると、その位置づけが驚くほど鮮明になります。
その表がこちら。


ここに記入しているLPパーツは、一部のみです。
詳細は後ほど解説します。
2.これを知れば「話の流れ」がわかる!
「買うか」「買わないか」の決定権は、相手にしかありません。
それに人は、読まないし・信じないし・行動してはくれません。
結局のところ人は、
自分のこと
しか興味ないのです。
「自分のこと」をつき詰めると「悩みごと」行き着きます。
自分のこと = 悩みごと
※「~したい」といった願望も、そうなっていない現実の裏返しなので「悩みごと」と表現
相手が自分の「悩みごと」にしか興味ないのであれば、その「悩みごと」を中心に、話を進めるのは当然といえるでしょう。
これを意識したLP構成がこちら。
- 悩みごとに共感
- 問題提起
- その解決条件
- 商品サービスの提案
といった流れを組むことで、相手から非常に受け入れてもらいやすくなります。
あらゆるLP作成に使える汎用性の高い構成なので、ぜひ頭に入れてください。
トップページLP化の全手順【実行8ステップ】
ここまで、LP特化型ホームページづくりの、土台となる戦略部分をお話ししました。
いよいよ実践的な「作り方」に移ります。
LP特化型ホームページの「トップページ」を作る手順は8ステップ。
- ホームページの「目的」を決める
- 「ウリ」を決める
- 「オファー」を決める
- 「キャッチコピー」を決める
- 「パーツ」を集める
- 「パーツ」を配置する
- 「画像」「見出し」を決める
- CTAと「決済」「メール配信システム」などを連携する
それぞれ見てみましょう。
1.ホームページの「目的」を決める
LP特化型ホームページにおける目的とは、
- 販売
- 登録
- お申し込み
- お問い合わせ
- 資料請求
といった、成約件数として計測できるもの。
成約件数は「アクセス数✕コンバージョン率」でした。
コンバージョン率をアップするために、トップページをランディングページ化するのが「LP特化型ホームページ」です。
ホームページの目的設定では、以下のような点を意識してみてください。
- 「買いたくなる」のは相手なので、すべての出発点は相手主体
- 「買いたくなってもらう」には、「売りたいもの」ではなく、相手が「欲しがるもの」から販売する
- 利益を最大化するために「利益なし」の商品サービスから販売する
- いきなり「買いたくなってもらう」のが難しいなら、メールリスト獲得などから始める
具体的には、
■フロントエンド・バックエンド戦略
買ってもらいやすい商品サービスの販売などから始め、本命商品へとつなげる戦略
■リストマーケティング
メールリストなどを獲得し、相手との信頼関係を築き、販売へとつなげる戦略
などを取り入れながら、相手の一段目の階段をぐっと下げて、最終ゴールへ向けて昇りやすくしてください。
その一段目こそ、あなたのホームページの「目的」となります。
まずはホームページの目的を決めてください。
2.「ウリ」を決める
セールスとは「悩みごと✕解決できること」でした。
相手の悩みごとを解決できる商品サービスだからこそ、話を聞いてもらえます。
そのセールストークの中心となるのが「ウリ」です。
たまたま一緒のエレベーターに乗り合わせた相手に、わずか15秒ほどで、セールストークするシーンをイメージしてみてください。
別れぎわ、相手から「ちょっと連絡先を教えて!」となれば成功です。
となると、
✕だれにでも当てはまるような✕商品・サービスの魅力
◯相手にとって重要な商品・サービスの魅力
を伝えるのが「ウリ」だといえます。
つまり、相手を知ることなしにウリは作れない、決められないのです。
「相手を知ること」とは、つまり「悩みごと」を知ってください。
※「~したい」といった願望も、そうなっていない現実の裏返しなので「悩みごと」と表現
強いウリを作るとき、もう一つ着目していただきたい軸があります。
それは商品サービスに対する「認知レベル」と「ニーズ・ウォンツ」。
- よく知っている、ぜひ欲しい!
- 知っているけど、他と迷っている
- 知らないだけで、必要性はある
相手の「認知レベル」「ニーズ・ウォンツ」の違いによって、商品・サービスの「ウリ」は違ってきます。
たとえば、
■よく知っている、ぜひ欲しい人
商品サービスそのもの、オファーを前面に出す
■知っているけど、他と迷っている人
迷っているものとの違いを前面に出す
■知らないけだけで、必要性はある人
悩みごとを解決できる事実を前面に出す
ウリを作る際には、どのような「認知レベル」「ニーズ・ウォンツ」にある人をメインターゲットとするか、決め切ってください
このとき注意すべきが、「知っているけど、他と迷っている人」をメインターゲットする場合。
「他と迷っている」からこそ、他との違いを前面に出すのであり、それには「他」を知る必要があります。
たとえば、同じ商品サービスを販売するライバルと比較されているなら、
- どのようなキャッチコピーか?
- どのようなウリか?
- どのようなオファーか?(価格、送料の有無、特典など)
をリサーチして、それとの違いを打ち出さなければなりません。
異なるカテゴリーの商品サービスと迷っているなら、
- その商品サービスと比べたときの優位性
に言及すべきです。
上記のような点を考慮した上で…
実績や売れている証拠、最新性や緊急性、限定性、シンプルさ、間便さなど、アピールすると効果的なものがないか探してみてください。
ウリを作るとき、どのような「認知レベル」「ニーズ・ウォンツ」にある人をメインターゲットにするか、決め切ってください
ホームページの訪問者であれば、流入経路や流入キーワードから、おおよそ見当つきます。
既存のお客さんがいるなら、購入前の状況をアンケートしてみるとよいでしょう。
「悩みごと✕解決できること✕認知レベル&ニーズ・ウォンツから見た押しポイント」を短い言葉にして、「ウリ」をつくってみてください。
3.オファーを決める
有料であれ、無料であれ、成約するかどうかはオファー次第。
「オファー」とは、取引条件。
取引条件の詳細について、事前に決定してください。
- 商品サービスは?
- 有料or無料?
- 価格は?
- 限定性は?(期間、数量、対象者など)
- 特典は?
- 保証は?
- 送料は?
- 支払い方法は?
- キャンセルできる?
- アフターフォローは?
先でバックエンド商品の販売につなげるなら、すぐにでも飛びつきたくなる魅力的なオファーが必要です。
4.「キャッチコピー」を決める
人は目の前の情報に対し「自分に必要かどうか」を、瞬時に見分けたい生き物。
わかりにくい・面倒くさいと感じた時点でオサラバです。
人が遠ざかるということは、お金も遠ざかっていきます。
そこで重要になるのが「キャッチコピー」。
読まない壁を超えてもらうためのトップバッターです。
キャッチコピーとは「ウリを短くした言葉」だと思ってください。
「ウリ」の構成要素は3つでした。
- 悩みごと(ターゲット)
- 解決できること(商品サービス)
- 認知レベル&ニーズ・ウォンツから見た押しポイント(状況から見た強み)
この3つが一瞬で伝わるよう、抽象化したのが「キャッチコピー」ともいえます。
ちなみに「抽象化」のイメージがこちら。


一瞬で伝わるよう「ウリ」を抽象化したのが、「キャッチコピー」だと思ってください。


さらに、キャッチコピーは人の「根源的な欲求」とリンクさせることで強まります。
キャッチコピー ✕ 根源的な欲求 ➜ 強いキャッチコピー
ちなみに、生命の行動原理は2つだそうです。
- 快を求める(叶えたいこと)
- 不快を避ける(悩みごと)
現代人にとって、この行動原理と深く関係するのが、
- お金
- 健康
- 美容
- 時間
- 人間関係
など。
これらを2つの行動原理に照らし合わてみると…
■叶えたいこと
収入を増やしたい、健康でいたい、若々しくありたい、時短したい、愛されたい
■悩みごと
収入を減らしたくない、病気になりたくない、老いたくない、手間取りたくない、嫌われたくない
といったものが「根源的な欲求」といえるでしょう。
そこで、あなたの商品サービスに上記をリンクさせてみてください。
たとえば「枕の販売」だとすると、
- 時短したい:たった5時間の睡眠でも仕事の質がおちない枕
- 嫌われたくない:ストレスを軽減してイライラしなくなる枕
- 収入を増やしたい:眠りの質を高め仕事効率を1.5倍に高める枕
もちろん事実が伴うことが前提です。
1冊の本になってしまうほど奥深いキャッチコピー。
まずは「ウリ」を短くした言葉に、根源的な欲求をリンクさるところからキャッチコピー作ってみてください。
5.「パーツ」を集める
LPは「営業トーク」に近く、何を・どの順番でいうかが重要です。
「何を」にあたるのが、ここでいう「パーツ」となります。
「3つのNOT」や「4 つの学習タイプ」を満たすものでした。
それがこちら。
- ターゲットコピー:商品・サービスの対象者
- キャッチコピー:一瞬で興味をもってもらう強くて短い言葉
- リードコピー:本文へと興味を橋渡し
- 共感:あなたの理解者というスタンス
- 悩みごとリスト:ターゲットに共通する悩みごとをいくつも箇条書きして「自分ごと化」
- 根本原因:相手の思い込みとギャップがあるほどインパクト大
- 解決条件:相手の思い込みとギャップがあるほどインパクト大
- 商品サービス:悩みごとのベストな解決策として提案
・名称
・スペック
・メリットなど - ベネフィットリスト :商品サービスを使ったときの嬉しい現実
- 客観的な証拠:自分語りだけでは信用されない
・販売実績
・お客さんの声
・推薦状
・受賞歴
・メディア掲載
・ビフォーアフター
・導入事例
・オリジナルのノウハウ
・他社比較 - プロフィール:あなたから買いたくなるストーリー
・代表挨拶
・スタッフ紹介
・商品開発ストーリー
・会社概要 - クロージング:取引を促す文言
- CTA:行動喚起のためのボタン・フォーム・テキストリンクなど
・購入
・登録
・お申し込み
・お問い合わせ
・資料請求など - 対象者
・おすすめな方:購入者のミスマッチを避ける
・お断りな方:お断りな人も見せることで行動を促す効果あり - 質問リスト:買わない理由を事前に潰す
- 追伸:最後にもう一度行動してもらうための念押し
ここで少し解説しておきたい点が3つほど。
- 「ギャップ」の必要性について
- 商品サービスの「提案方法」について
- 「ストーリー」について
1.「ギャップ」の必要性について
次の言葉のうち、どちらにグッときますか?
- だから好き
- だけど好き
これがギャップです。
「理由 ➜ だから好き」より、「好きとは反対の内容 ➜ だけど好き」とギャップがあるからこそ、奥に潜む背景を感じ取り、心に響きます。
同じように、相手の悩みの「根本原因」「解決条件」、それに「商品開発ストーリ」など、ギャップがあるほど興味をかき立てます。
それ以外のあらゆる場面でも、「ギャップ」を意識してみてください。
2.商品サービスの「提案方法」について
セールストークでスポットを当てるべきは、相手の「悩みごと」です。
ホームページの顔となる「LP部分」を作る際には、本人も気づいていないような悩みごとの根本原因にふれ、解決条件を明示してください。
とはいえ、そう簡単に解決でるなら、そもそもお客さんは悩んでなどいないでしょう。
そんな困難な現実にふれ、「でも大丈夫です!」「でもご安心ください!」と伝えたあと、ベストな解決策として、あなたの商品サービスを登場させてください。
セールス感が激減して、受け入れてもらいやすくなります。
3.「ストーリー」について
人は「人っ気」が大好きです。
たとえ人嫌いな人でも…。
同じ産地のほうれん草が、1袋100円で売っていたとします。
- ただ袋に入っているだけ
- 生産者「中村さん」のニコッと笑顔つき
2つのほうれん草があったすると、生産者の顔が見える商品が売れやすいのは、すでに証明されています。
ほうれん草に「中村さん」が入るだけで、人は何となくナニかを感じます。
この「ナニか」も立派なストーリーです。
人っ気があるからこそリアリティーを感じ、ストーリーが生まれます。
淡々とした商品説明は、無機質で感情が動きません。
「プロフィール」や「商品開発」を語るとき、人っ気を出して、ストーリーを伝えてください。
ライバル業者と同じ商品サービスであったとしても、違って見えます。
これに「ギャップ」も加わると、さらに印象に残りやすくなります。
上記のような点を意識しながら、あなたのご商売の現状から、LP作成に必要と思えるパーツをかき集めてください。
ただし、最初から完璧を目指す必要はありません。
たとえ不完全な状態だとしても、徐々にパーツを加えて完成させていけばいいわけですから。
日々のご商売のなかで「パーツ集め」を意識するだけでも、ネット集客に強い体質が出来上がります。
プロフィールの書き方について、こちらをご参照ください。
▼商品がじゃんじゃん売れていくブログの「プロフィール」書き方
6.「パーツ」を配置する
「どの順番で」にあたるのがパーツ配置。
大きな流れとして、
- 悩みごとに共感
- 問題提起
- その解決条件
- ただし、実行は簡単ではない
- そこでこの商品(サービス)!
であることは、先述のとおりです。
この流れにそってパーツを配置していくと、LPの文章が完成します。
LPの流れはこんな感じ。
ターゲットコピー
↓
キャッチコピー
↓
リードコピー
↓
悩みごとリスト
↓
共 感
↓
根本原因
↓
解決条件
↓
商品サービス
↓
ベネフィットリスト
↓
客観的な証拠
↓
プロフィール
↓
オファー
↓
クロージング
↓
CTA(コール トゥ アクション)
↓
対象者
↓
質問リスト
↓
追 伸
※縦長ページのため、「CTA」は上・中・下の3箇所に配置し、その周囲に「クロージング」も配置するのが一般的
このようにパーツを配置して、ホームページの顔となるトップページをLP化してください。
7.「画像」「見出し」も大切な構成要素
ランディングページは文章だけでなく、「画像」や「見出し」なども用いて作られます。
ページの最上部にはメインビジュアル(画像+ターゲットコピー+キャッチコピー+CTAなど)が配置されるのが一般的です。
「画像」や「見出し」について、それぞれ注意点を解説しておきます。
「画像」について3つの注意点。
- 容量の大きな画像は圧縮する
- 代替テキスト(alt属性)を記入する
- 文章まで画像化しない
容量の大きな画像は圧縮する
ファイルサイズの大きな画像は、ページの表示速度を遅くさせる原因です。
画像サイズを適切にしたり、容量を軽くしたりして使ってください。
無料で使える「TinyPNG」というツールで、簡単に画像容量を圧縮できます。


代替テキスト(alt属性)を記入する
画像には、代替テキスト(alt属性)を記入してください。


「代替テキスト」とは、どのような画像かを説明する文言です。
検索エンジンからの集客力を高める効果が期待できます。
文章まで画像化しない
文章は必ずテキスト(文字)で記入してください。
文章まで画像化してしまうと、検索エンジンからの集客力が弱まるからです。
LP特化型ホームページでは、検索エンジンからの集客を期待したいので、文章はテキスト(文字)ベースにしてください。
ホームページで使用する画像を編集するならこのツール!
▼【3パターン覚えるだけ】Canvaブログアイキャッチ画像の作り方
超高品質な「有料画像」を無料で手に入れる裏技があります。
▼AdobeStock有料素材40点を無料ゲットする方法~解約まで
「見出し」について3つの注意点
- H2などの見出しタグを使用する
- キャッチーな見出しを意識する
- サジェストキーワードを挿入する
H2などの見出しタグを使用する
「見出しタグ」と呼ばれる、H2やH3を適用した短い文章が「見出し」です。


検索エンジンのロボットは、見出しタグを適用することで、その文章を「見出し」と認識します。
各セクション(各パーツ・パーツの集合体)の冒頭に存在する「見出し」は、検索エンジンからの集客力を高める上で重要です。
キャッチーな見出しを意識する
Webページを読むとき、ほとんどのユーザー流し見です。
このとき「見出し」や「画像」などに目をとめながら、自分に必要な情報かどうか手早く判断します。
「見出し」づくりでは、興味を引くキャッチーな内容を意識してください。
サジェストキーワードを挿入する
「見出し」づくりでは、サジェストキーワードの意識も欠かせません。
「サジェストキーワード」とは、頻繁に検索されているキーワード。
「見出し」にサジェストキーワードを入れることで、検索ユーザーに表示されやすくなります。
サジェストキーワードは、無料で使える「ラッコキーワード」というツールで、簡単に調べられます。


サジェストキーワードの月間検索数を知りたいときは「aramakijake.jp」が役立ちます。


「見出し」はもちろん、文章にもサジェストキーワードを挿入することで、検索エンジンからの集客力が高まることも意識しておいてください。
上記のような点に注意しながら、「画像」「見出し」も使ってトップページをLP化してください。
8.CTAと「決済システム」「メール配信システム」などを連携
ホームページで成果を果たすために、
- 決済システム
- メール配信システム
いずれかの機能が必要となります。
ホームページに決済システムを導入する方法
ホームページで商品サービスを販売するにあたり、決済システムは色々あります。
- PayPal
- Stripe
- ネットショップの活用
「ネットショップ」を活用すると、他のメリットも手に入ります。
- 決済システムを導入できる
- ネットショップを併設できる
- 予約システムを導入できる
ネットショップの利用手順について、こちらをご覧ください。
▼ブログ・ホームページ内で「自分の商品」を「クレジット決済」で販売する方法
いずれかの方法で決済システムを導入し、「CTA」とリンクさせることで、今すぐホームページ内での販売が可能となります。
ホームページにメール配信システムを導入する方法
ホームページの目的が「リスト獲得」なら、メール配信システムが必要です。
メール配信システムで作成した「登録フォーム」を、
- ホームページ内に直接設置したり
- CTAとリンクさせたり
することで、リストマーケティングを開始できます。
「メール配信システム」の使い方について、こちらで詳しく解説しています。
メールアドレス登録と交換に「e-Book」「PDF」を渡したい場合、こちらをご参照ください。
以上、あなたのホームページの目的に合わせ、「決済システム」「メール配信システム」を導入し、CTAとリンクさせてください。
ホームページ作成・運営に役立つツールを厳選してご紹介。
LP化したトップページ以外の構造
ここから、トップページ以外の構造について解説します。
売れるホームページを作るにあたり、トップページと同じくらい重要な部分です。
トップページ以外の構造で、押さえるべきポイントは5つ。
- ホームページ名称の決定
- 「グローバルメニュー」の作り方
- 「個人情報保護方針」などの掲載
- 「会社概要」などの配置方法
- 集客ページの構造・配置方法
それぞれ解説します。
1.ホームページ名称の決定
「屋号」や「会社名」だけのホームページ名称はNGです。
2つの点で不利だから。
- 検索エンジンからの集客
- 見込み客の興味
ホームページの名称を決めるとき、一番手っとり早い方法が「屋号」「会社名」の前に、作成した「キャッチコピー」の挿入。
たとえば、
- 整体院 ➜ 膝痛患者で予約の9割が埋まる「たなか整体院」
- コーヒー豆の通販 ➜ 煎りたてコーヒー豆が明日には届く通販専門店「やまぎし」
- ◯◯地域の美容室 ➜ ◯◯駅から雨にぬれず徒歩1分「美容室ルクール」
といたイメージ。
さら、使用する言葉を「サジェストキーワード」からチョイスするのがおすすめ。
どのようなキーワードが検索されたとき、ホームページが表示さると嬉しいかイメージしながら、
- ターゲット名
- 地域名
- 業界名
- 専門性
- 悩みごと
といったキーワードを挿入した名称を考えてください。
ただし、ホームページの名称に「屋号」「会社名」を入れなくても問題ありません。
ホームページ名はまったく別にして、会社概要で伝えれば済む話です。
ホームページの名称はキャッチコピーを中心としながら、「サジェストキーワード」も意識して決定してください。
2.「グローバルメニュー」の作り方
LP特化型ホームページでは、グローバルメニューの作り方にもコツがあります。
「グローバルメニュー」とは、画面上部のメニュー。


一般的な縦長ランディングページには、
- グローバルメニュー
- 外部リンク(CTA以外)
は存在しません。
成約する前に、気が削がれたり、別の場所へと立ち去られたりするからです。
とはいえ、LP特化型ホームページはあくまで「ホームページ」なので、グローバルメニューが必要となるケースも想定されます。
たとえば、スタッフの人数が多い場合、トップページで3人ほど紹介して、それ以外のスタッフは別ページで紹介するといったケース。
「詳しいスタッフ紹介はこちら」といった内部リンクで、スタッフ紹介ページへと誘導するイメージです。
LP化したトップページの目的は、販売・登録・申し込みといった成約。
そんなトップページ部分での掲載は不要、しかしながら、ホームページでは必要な情報について、必要最低限のグローバルメニューを作成してください。
3.「個人情報保護方針」などの掲載
販売・登録・申し込みといった成約を目的とする「LP特化型ホームページ」では、2つのページを必ず作成・掲載してください。
- 個人情報保護方針
- 特定商取引法上の表記
これらのページを掲載していない場合、業務停止命令や罰金刑などの処分が課される可能性があるので注意してください。
個人情報保護方針と同じような情報に、「プライバシーポリシー」があります。
この2つの違いは、以下のとおりです。
■個人情報保護方針
個人情報を守るための「会社のルール」を示したもの
■プライバシーポリシー
Webサイトで収集した個人情報の取り扱いについて「サイト管理者」が定めたもの
あくまでホームページは事業の一環として会社(事業者)が運営するため、「個人情報保護方針」を掲載してください。
4.「会社概要」などの配置方法
その他、ホームページに掲載すべきページには、以下のようなものがあります。
- 会社概要
- 利用規約
- お問い合わせ
これらページをグローバルメニューに掲載するのはNGです。
先述のとおり、成約率を下げる原因となるから。
上記のページはすべて、ホームページのフッター(一番下の部分)に掲載してください。
5.集客ページの構造・配置方法
LP特化型ホームページにおいて、
- トップページ
- 「個人情報保護方針」「会社概要」など不可欠なページ
以外はすべて「集客ページ」だと思ってください。
「集客ページ」作成にあたり、意識すべき点は2つです。
- トップページへの内部リンクを設置
- フッターに「お役立ち情報」といったメニューを作り、そこにすべて収納
すべての「集客ページ」のアクセスを、トップページへと誘導することで、より成果を上げられるようになります。



集客ページの内容は、ホームページの目的から逆算した、お客さんが必要とする有益な情報ね!
こうすることで、ライバルに先んじて、潜在顧客をグングンと引き寄せられるようになります。
しかも「良きアドバイザー」という立場で。
このように効果的な「集客ページ」ではあるものの、ホームページ内で目立たせるのはNGです。
これも成約率を下げる原因となるから。
そこでホームページのフッターに「お役立ち情報」といったメニューを作り、そこにすべての集客ページを収めてください。
そうすることで、バリバリ集客しながらも、決して成約を邪魔しない構造が出来上がります。
以上、売れるホームページを作るにあたり、トップページ以外の構造5つのポイントでした。
【売れるホームページの作り方】まとめ
あなたの商売におけるネット施策が…
SNSは何となく、SEOに聞き覚えはある、それに、会社案内のような「ホームページ」がある程度
といった状況なら、まずはホームページの販売力を強化してください。
LP特化型ホームページ作成の手順として…
まずは8ステップで「トップページをLP化」します。
- ホームページの「目的」を決める
- 「ウリ」を決める
- 「オファー」を決める
- 「キャッチコピー」を決める
- 「パーツ」を集める
- 「パーツ」を配置する
- 「画像」「見出し」を決める
- CTAと「決済」「メール配信システム」などを連携する
続いて、5つのポイントを押さえながら「トップページ以外」を構築。
- ホームページ名称の決定
- 「グローバルメニュー」の作り方
- 「個人情報保護方針」などの掲載
- 「会社概要」などの配置方法
- 集客ページの構造・配置方法
少ないアクセスでも成果を叩き出す、「LP特化型ホームページ」作り方の全手順でした。
今すぐ「売れるホームページ」の作成に取り掛かってください!
amazonアソシエイトを取り入れると、ホームページ自身が稼ぐようになります。