バックアップ用プラグインを「BackWPup」→「UpdraftPlus」(アップドラフトプラス)に変更しました。

UpdraftPlusなら、ちょっとしたデータ復元は「ボタン1つ」「6クリック」で完了だよ!
サーバー操作が苦手な人におすすめです。
この記事でわかること
- データをUpdraftPlusで復元してみた
- UpdraftPlus の注意すべきデメリット
- 保存先をサーバー外にして安全・軽量に自動バックアップする方法
記事作者:UpdraftPlusのお陰で、安心し表示速度の改善に取り組めている”うきわ”(@ukiwa_spt)です
▼データ復元できれば「表示速度アップ」のための「データベース最適化」も怖くない!


実際にUpdraftPlusで「データ復元」やってみた!
ずーと不安だったことが1つ。
プラグインやテーマの更新で、ブログ(Webサイト)に不具合が生じたとき、
- 果たして自分でデータ復元ってできるの?
- ややこしいサーバー操作とか必要?
といった万が一のリストア(データ復元)



リストアで必要となる「サーバーのファイル操作」や「データベースのインポート」って、やる機会もめったになく、とにかく不安で面倒なんだよね…
なので、ただバックアップするだけに終始してました。
UpdraftPlusの導入を機に、これまで経験なかったバックアップデータ復元を実際にやってみることに
投稿記事や固定ページ、テーマ、プラグインをいくつか完全に削除して、直前の状態に戻すという簡易テスト(4記事ほどのブログ)
削除したときの画像(タブで切り替え)
投稿記事やテーマなどを意図的に削除しました。


これをUpdraftPlusのバックアップデータで復元してみます。
直前のバックアップデータで復元
バックアップデータの「復元」をクリック。


6クリック・10秒でリストア完了!
最初のクリックも含め「6クリック」で完全に元の状態でした。


テーマやプラグインなどが不具合を起こしたとき、自分で容易にリストアできることを確認できたのは大きいです。
BackWPup無料版にUpdraftPlusのような復元機能はありません。同じように復元するには、有料版で初年度7,000円ほどが必要
深刻なデータ損傷やハッキングに備えバックアップはとっておくべき!
データ損傷が深刻な場合、「6クリックで!」とはいかないでしょう。
自分では手に負えそうにない非常事態には、有料でリストア代行してくれる個人や業者さんが数多く存在します。


代行条件に下記のような文言を見かけます。


非常事態でも、正常なバックアップデータさえあれば何とかなりそうですね。
「FTPソフト」とか「phpMyAdmin」「MySQL」と聞いて「へっ?」といった感じなら、とりあえずUpdraftPlusでのバックアップがおすすめ
UpdraftPlusその他2つのメリット
「簡単にデータ復元できる!」と噂のUpdraftPlusですが、その他にもメリットがあります。
UpdraftPlus には有料版もありますが、以下は無料版の説明です。
UpdraftPlus(無料版) 2つのメリット
- Googleドライブなど外部サービスにも保存できる
- 頻度を指定した自動バックアップも可能
Googleドライブなど外部サービスにも保存できる
バックアップデータの保存先として、サーバー外の「Googleドライブ」「Dropbox」などを指定できます。
そうすると、
- サーバー容量の消費を抑えられる
- サーバー不具合の影響を受けにくい
といったメリットが得られます。
Googleドライブに保存されるとこんな感じです。


バックアップの保存場所を「サーバー外」にすることで、サーバーの損傷などに備えられます。
頻度を指定した自動バックアップも可能
手動でのバックアップはもちろん、「1日ごと」や「1週間ごと」といった、頻度を指定した自動バックアップも可能です。
以上、UpdraftPlusその他のメリットは2つ。
- Googleドライブなど外部サービスにも保存できる
- 頻度を指定した自動バックアップも可能
サーバー外に自動で定期的にバックアップデータを保存していき、万が一に備えられるのは有り難いです。
UpdraftPlusのデメリット3つ(超重要!)
UpdraftPlus(無料版)3つのデメリット
- バックアップ対象外のデータがある
- 管理画面を開けない状態では容易にリストアできない
- 自動バックアップで時間指定できない
バックアップ対象外のデータがあり
UpdraftPlus無料版によるバックアップデータには、WordPress本体を復元するためのデータは含まれません。



WordPressの本体コアファイルといわれるwp-config.phpや.htaccessなどが含まれないのね
WordPress本体プログラムは他からダウンロードできるので、UpdraftPlusのバックアップデータが不要というわけではありません
深刻なデータ損傷時に、「UpdraftPlus無料版のバックアップデータだけでは不十分なこともあり得る」ということだけは頭に入れておいてください。
そもそも管理画面を開けない状態では容易にリストアできない
UpdraftPlusはWordPress管理画面から容易にデータ復元できる反面、それがデメリットになることも。
たとえば、WordPress管理画面が画像のような状態で開けないとき。


管理画面が開けないと➜「復元」ボタンを押せない➜簡単に「リストアできない」となってしまいます。


データ復元するには、
といった手順が必要な場合もあります。
WordPress管理画面が開けない状態では、「6クリックで簡単復元」とはいかないことも知っておいてください。
自動バックアップで時間指定できない
バックアップ時にはサーバーに負担がかかるため、ブログ訪問者の少ない夜中や朝方に行うのが通常。
ただし、UpdraftPlusで自動バックアップするとき、無料版では時間指定ができません。
自動バックアップされるのは、おおむね午前6時~7時の時間帯です。


午前6時代からブログ作業するような場合、自動バックアップがサーバーの負担になるかもしれないので注意してください。
以上、UpdraftPlusのデメリットは3つ。
- バックアップ対象外のデータがある
- 管理画面を開けない状態では容易にリストアできない
- 自動バックアップで時間指定できない
デメリットも踏まえ、UpdraftPlusをご活用ください。
UpdraftPlusの使い方【手動・自動バックアップの設定方法】
これから、以下3つを解説します。
- UpdraftPlusの導入方法
- 手動のバックアップ方法
- 自動のバックアップ方法
バックアップの保存先を「外部サービスに指定する方法」もお伝えします!
UpdraftPlusの導入方法
WordPress管理画面で「プラグイン」➜「新規追加」をクリック。
検索窓に「UpdraftPlus」と入力すると、 UpdraftPlus が表示されるので「今すぐインストール」


「有効化」をクリック。


これでWordPressへの「UpdraftPlus」導入が完了。
管理画面の「設定」の中に、「UpdraftPlusバックアップ」と表示されます。
手動によるバックアップ方法
WordPress管理画面の「設定」➜「UpdraftPlus バックアップ」をクリック。


UpdraftPlus画面で「バックアップ/復元」タブを選び、「今すぐバックアップ」をクリック。


以下の画面が開かれます。


以下のようにチェックを入れ、
- バックアップにデータベースを含める
- バックアップ内のすべてのファイルを含める
「今すぐバックアップ」をクリック。
バックアップが完了すると、データは以下のように表示されます。


「どれにチェックを入れるか?」(2つ上の画面)で、バックアップされるデータは以下のように違ってきます。


「データベース」や「ファイル」のデータとは、以下のようなイメージです。


「ファイル」データ(サーバーデータ)には、以下の情報が含まれます。
- テーマ
- プラグイン
- メディア(アップロードした画像やPDF)
- WordPress本体(コア)
「データベース」のデータには、以下の情報が含まれます。
- 記事
- コメント
- カテゴリー
- タグ
- リンク
- サイト名やパーマリンク
12個のテーブルで構成されます。
更新時に不具合が生じることのある「テーマ」や「プラグイン」の情報は、ファイルデータ(サーバーデータ)です。
バックアップデータをUSBなどにも保存可
保存されたバックアップデータをクリックすると、ダウンロード表示されます。


ダウンロードしたあと、USBやSDカードにも保存可能です。
ダウンロード方法を動画で確認いただけます。
UpdraftPlusのバックアップデータはどこに保存先される?
デフォルトの状態では、WordPressをインストールしているサーバーのwp-contentの中のUpdraftに保存されます。



wp-contentとは、テーマやプラグイン、画像データの入っているフォルダなのね
ロリポップサーバーの場合、
管理画面の「サーバーの管理・設定」➜「ロリポップFTP!」➜ブログ(Webサイト)のフォルダを選択➜ 「wp-content」➜ 「Updraft」で確認可能です。










サーバー以外の、外部に保存する方法を今から解説します。
自動でのバックアップ方法
自動でバックアップする頻度や保存先・保存内容を入力していきます。
WordPress管理画面の「設定」➜「UpdraftPlusバックアップ」


バックアップ頻度の設定
「設定」タブを選びます


①「ファイル」データ
②「データベース」データ
のバックアップ頻度を別々に決定します。(わたしは上記のとおり設定しました)
ちなみに、
データベースのデータにくらべ、ファイルデータの容量はかなり大きめ
ファイルデータのバックアップを頻繁に行うと、保存先の容量を圧迫するので注意してください。
バックアップ保存先の設定
「Dropbox」や「Google Drive」など、外部ストレージへも保存できます。
わたしはGoogleアカウントを持っているため、「Google Drive」を選択しました。


「Google Drive」とは、Googleのクラウドストレージで、GoogleフォトやGmail のメールと添付ファイルのデータなども含め「15GB」まで使用可
Google Driveを使いたいときは、Googleトップページから簡単に操作できます。


UpdraftPlusの設定画面で「Google Drive」を選択すると、直下に「データ保存時のフォルダー名」などが表示されます。





UpdraftPlusの無料版では「保存フォルダ名」を変更できず、複数サイトをバックアップしていると区別しづらいんだよね
そのまま下へスクロースし「変更を保存」をクリック。


「Googleアカウントへの許可」を求められるので、「文字リンク」をクリック。


使用するGoogleアカウントを選ぶ。


「許可」をクリック。


「完全なセットアップ」をクリック。(英語表記かも)


UpdraftPlusの「設定」タブをクリックし、設定画面へ戻ります。


「バックアップするファイル」項目はデフォルトのまま。


「変更を保存」をクリック。


これで自動保存の設定は完了です。
保存先に Google Driveを選んだ場合、「UpdraftPlus」というフォルダが作成され、バックアップデータが保存されていきます。


左サイドにGoogle Drive全体の保存容量が表示されるので、日頃からチェックしておくと良いでしょう。



容量いっぱいになるとバックアップデータが保存されないだけでなく、Gmailなどが使えなくなるので気をつけてちょうだい
外部ストレージのバックアップデータも同時に削除!
バックアップデータは「削除ボタン」で簡単に削除できます。
管理画面 ➜設定➜UpdraftPlus➜バックアップ/復元タブ


外部ストレージ(登録したGoogle Driveなど)のデータも同時に削除したいときは、「リモートストレージからも削除」にチェックを入れて削除すればOK。


「削除されたリモートファイル」の数が表示されます。


データの削除も楽でいいです!
【バックアップ用プラグインUpdraftPlus】のまとめ
この記事のポイントはこちら。
- UpdraftPlusなら6クリックでデータ復元!
- ハッキングなどに備えバックアップはとっておくべき
- UpdraftPlusならバックアップデータをGoogleドライブにも保存可
- UpdraftPlusにはバックアップされないデータがあるので注意!



ボタン1つ・6クリックでデータ復元できるUpdraftPlusなら、テーマ変更やプラグインの更新も安心だな
あなたも同じような不安を感じているなら、ぜひUpdraftPlusを試してみてください!
▼記事の表示スピードを速める「データベース最適化」もどうぞ【UpdraftPlus導入後】


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