amazonの電子書籍の出版方法、よく相談されます。
いざやるとなると、「やっぱムリ!」ってなっちゃう人が多いんだよね…
わたしも同じでした。「ある考え方」を身に付けるまでは…
その考え方を、3つの視点でお伝えします。
知識が増すほど見えづらくなるものとは?
3つの視点を理解するには、ちょっとしたマインドセットが必要です。
それがこちら。
本を書ける人=初心者の半歩先をいく人
本を書く人が、必ずしも「専門家」である必要はありません。
「本を書く人=専門家」をイメージしちゃってるんだよね
ところで、ある分野に精通するほど、増えるものがあります。
そう「前提知識」
前提知識が多いからこそ、専門家は一般人にくらべ、その分野の思考を深めたり、思いがけない着想を得たりできます。
ただし、前提知識が増えるほどに、
- 一から説明するのが面倒
- 説明の必要性に気づけない
といったことが起こりがち。
要するに「慣れ」の状態。初心者の現状が見えなくなっちゃうんだよね…
初心者に何かを説明するとき、
- その分野の知識
- その分野の経験
- 初心者の現状把握
3つの要素を必要とします。
となると、初心者にふさわしい指導者は、
- 初心者が欲しいだけの知識をもっている
- 初心者が欲しいだけの経験をもっている
- 初心者の現状が痛いほどよくわかる
人だと言えます。
この条件を満たすのは何も「専門家」とは限りません。
むしろ「初心者の半歩先をいく人」がより適任、といったケースも多々あるでしょう。
高齢者向けのパソコン教室で、最も優秀な講師は「ひとあし先に修了した元パソコン素人の高齢者」だとか
本を書く人が必ずしも「専門家」である必要はない、まずこれを認識してください。
本を書ける人=初心者の半歩先をいく人
amazonでの出版を果たす3つの視点
その上で「amazonで電子書籍を出版したい…でもムリ」を、一瞬で変える3つの視点がこちら。
- 最大の強みは「初心者目線」
- 半歩後ろにいる人こそ最高の読者
- 初心者を対象にすると「多くの読者」に選ばれる
1.最大の強みは「初心者目線」
専門家による本が、初心者受けするとは限りません。
初心者の現状を把握でてきいなければ、質の高い内容であってもうまく伝わらないから。
あなたが専門家でないなら、本を書くとき最大の強みは…
初心者目線
初心者の域がはるか昔の専門家にとって、一歩ふみ出したばかりの初心者の不安や悩みは、見えづらいものです。
それに対し、つい最近まで初心者だった人では、初心者の気持ちが痛いほどよく分かるでしょう。
あなたに専門分野がない場合、初心者の「半歩先いく分野」を探してみてください。
その分野で、初心者目線を大切に・大切に・大切にしながら、本を書けばいいだけです。
「丁寧すぎてクドイのでは?」と感じても、何より自らの強みを優先すべきです。
どの道、自分より先いく人にはスルーされちゃうんで心配なし!
2.半歩後ろにいる人こそ最高の読者
「自分の半歩後ろの人なんて…」、そう思ってしまうかもしれません。
大きな誤解です。
あなたの半歩後ろにいる人こそ、本を書く上で最高の読者さんです。
amazonやお近くの本屋さんで、売れてそうな本をチェックしてみてください。
「初心者」を対象とする本が多いよね!
たとえばこんな本。
「1年生」「超入門」と表現は違えど、すべて初心者を対象とします。
本屋で目にするほとんどの本が「商業出版」です。
出版にかかる印刷費用や販売費用を出版社が負担
300万円以上とも言われる出版費用を出版社が負担、となると「売れそうな本」しか世に出回らないよね
出版のプロである出版社が、「売れそうだ!」と判断している本に、「初心者向け」が多いということは…
初心者 = 優良なターゲット
あなたは出版のプロが認める優良ターゲット、つまり「最高の読者さん」相手に本が書けるわけです。
3.初心者を対象にすると「多くの読者」に選ばれる
とはいえ、自分の後ろにいる人なんて「たかが知れてる」、そう思われるでしょう。
こんなイメージ。
ここで考えたいただきたいことが。
- プロ野球の選手と草野球の選手、多いのはどっち?
- プロのランナーと市民ランナー、多いのはどっち?
- プロ作家とアマチュア作家、多いのはどっち?
どの分野においても圧倒的に少ないのは、ピラミッドの頂点に位置するプロレベルの人。
それに対し、最下層に位置する初心者の数は、相対的に多くなるよね
あなたがどのジャンルで出版するとしても、「初心者」はボリュームの多い層です。
そして、初歩的な知識を必要とするのも初心者。
あなたが半歩先にいることで、沢山の人に向けて本が書けることを知ってください。
【amazonで電子書籍を出版したい…でもムリ】を変える3つの視点・まとめ
初めてのamazon電子書籍の出版、いざやるとなると、1000歩先行く専門家をイメージしがち…。
そんなときは、3つの視点を思い出してください。
- 最大の強みは「初心者目線」
- 半歩後ろにいる人こそ最高の読者
- 初心者を対象にすると「多くの読者」に選ばれる
初心者にとって、半歩先の経験こそ学ぶべき点が多いもの。
この視点に立てば、あなたが出版できない理由なんて、どこにもないよね!
「出版なんてムリ」とマイナス思考に陥ったときは、「半歩先でいい」と唱え、3つの視点を思い出してください。
「著者」の肩書きや「印税」は、もうそこです!