正直、コピーやセールスライティングをやっている方に、あまり教えたくない本です…
「本の紹介方法」の記事を書き、その具体例としてこの本のレビューがちょうど良かったので…
- 「売り込み」の後ろめたさから完全解除され、
- 「断られたらどうしよう」の不安がなくなって、
- 堂々とセールスできるようになる、
おすすめのセールス本をご紹介します。
» 『お金と心を動かす会話術』
■この記事を書いた人
amazonアソシエイトの稼ぎ方を徹底解説した電子書籍で「kindle7冠ベストセラー」の”うきわ”(@ukiwa_spt)です
【Amazonアソシエイト】ネットで月5万の完全マニュアルセールスライティング上達は「書き方」でも「心理学」でもない!まずはコレ!
売り込むのって怖くないですか?
それまでいい人ぶってたのに、「やっぱ、そういうことか」なんて思われそうで…
ここでよく言われるのが「マインドセット」の類。
売上は感謝・信頼の証
みたいな…
確かに間違いじゃないと思うし、この本にも同じようなことが書かれています。
ただ、それだけでは強固な心理ブロックが外れてくれないんだよね…
それを解決してくれたのが「お金と心を動かす会話術」でした。
「セールスすること」の恐怖から解放してくれた3つの超実践テク
本の紹介にあたり、特筆テクがこの3つ。
- スイッチングレーン
- テストクロージング
- 第三者引用
ところで、悩み事を相談したとき、
考えてはダメ!
みたいなアドバイス、されたことってありませんか?
わたしはそんなアドバイス、したことが何度かあります。
しっくりこないんだよね…、そうアドバイスしながら自分自身が一番…
悩み事は「悩みたくなくても悩んでしまう」、だから悩み事なんですよね…
同じように、セールスにおける
- 変なふうに思われたら
- 拒絶されたら
- 売れなかったら
といった心理ブロックは、「考えてはダメ!」とか「感謝の証」といった精神論では外れません。(経験上)
折れそうな心を奮い立たせるには、現実を拠り所とした確たる術をもつべきです。
この本を読んで「それに使える!」と気づいた、超実践テクがこの3つ。
- スイッチングレーン
- テストクロージング
- 第三者引用
現実でのセールス、そしてセールス・コピーライティング、いずれにしてもセールスする人が絶対に知っておくべき凄ワザです。
ご紹介します。
1.セールスのドン引き感が100%消失!「スイッチングレーン」とは?
- スイッチングレーン ←これ
- テストクロージング
- 第三者引用
スイッチングレーンとは、
自らの「立場」を一瞬にして切り替えるテクニック
著者の浅川さんが、電車に乗っていたときに得た着想だそうです。
「信頼されるようになった、でも、どこかで売り込まなければ…」
何とか切り出してみたものの……やっぱりドン引き…されてるし
こんな経験があります。
高校時代のバイト先に、アメ車をかっこよく乗り回す先輩がいました。
18年ぶりにクリーニング屋で再開し、一週間後に2人して居酒屋へ。
思い出話もそこそこに、とつぜん先輩が「こんな商品興味ない?」とカタログを出してきたんです。
どこかのマルチで、30万ほどの健康器具でした。
自分の中でサーッと何かが冷めたんですよね…
この場面で「スイッチングレーン」を使うとこうなります。
先輩:いまの話、もしかすると「うちの商品」で解決できるかも。ちょっと仕事臭くなるけどいい? 自分:ぜひ!
「ちょっと仕事臭くなるけどいい?」の一言で、
先輩レーン ➜ ビジネスレーン
に、一瞬にして立場が切り替わったわけです。
先輩がこんなふうに切り出してくれていたなら、今でも連絡を取り合う仲だったかもしれないですね…
このスイッチングレーン、あなたがセールスするときも必ず使えます。
ここからはセールスになるので、興味ない方はスルーしてください!
みたいな感じで。
以上、セールスの心理ブロックを外してくれる凄ワザの1つ目、
- スイッチングレーン:自らの「立場」を一瞬にして切り替えるテクニック
でした。
2.「テストクロージング」無しは、いきなりプロポーズするようなもの
- スイッチングレーン
- テストクロージング ←これ
- 第三者引用
いざセールスしようとすると、どうしてもハードルの高さを感じてしまいます。
そこでつい、知り合ったばかりの相手に、「結婚してください」みたいなことをやりがちなんだよね(汗)
いきなりのファイナルアンサーは、相手がキツイだけでなく、自分も苦しくリスキーです。(汗)
『お金と心を動かす会話術』では、こう説明されています。
- テストクロージング:「感情レベル」の確認
- ファイナルクロージング:「行動レベル」の確認
ファイナルクロージングの前に、6回のテストクロージングがおすすめだとか。
テストクロージング(感情レベルの確認)、具体的には
- やってみたいなとは思われました?
- やるとしたら、どちらが現実的ですか?
- いずれにしても、やってみたらいいじゃないですか?
ボクシングで言う「ジャブ」ですね。
この切り出し方であれば、たとえ反応が悪くても「ハイ!試合終了」とはならないよね
テストクロージングすることで、
相手のニーズ・懸念・購入意欲のレベル感
がリスク無しで探れます。
この段階での懸念は、むしろウェルカムだそうです。
ここでの懸念を「でも」「しかし」でムリに説得・説明するのではなく、
- まずは全力で受け止めたあと、
- 「その上で」「たとえば」といった順接の接続詞で、
- 一緒に出口を探していく
ようなイメージで、話を進めればいいそうです。
このテストクロージングのくだりで、わたしが感じたメリットがこちら。
- 何度もテストクロージングを入れることで、自分自身の売り込む硬さがほぐれそう
- 相手も聞き慣れて、セールスへの抵抗が薄れそう
「あっ、そうね」みたいな感じに。
文章でセールスする場合、ファイナルクロージングの前に
- 「やってみたいな」とは思われたでしょうか?
- ~されるとしたら、あなたにとって現実的なのはどちらでしょうか?
- リスク無し費用0円、いずれにしても試してみたらいかがでしょう?
といった言葉をポンポン挟むことで、少しずつ「踏み切る準備」をしてもらうといった使い方。
このとき懸念が出そうなら、
- そうは言っても、こんなことが不安かもしれません
- そのお気持ちよくわかります
- その上で・・・
と、先回りしておくと効果的でしょう。
「懸念の先回り」、これはコピーライティングでもよく言われますが、
常に「テストクロージング」の意識をもつこと
これが、何よりが重要だと感じました。
関連事項も含め、本書ではさらに詳しく解説されていますので、ぜひご覧になってください。
» 『お金と心を動かす会話術』
以上、セールスの心理ブロックを外してくれる凄ワザの2つ目、
- テストクロージング:リスク無しで相手のニーズ・懸念・購入意欲のレベル感を探る
でした。
3.ストーリーで購入をありありとイメージしてもらえる「第三者引用」
- スイッチングレーン
- テストクロージング
- 第三者引用 ←これ
ストーリーの破壊力は、すでにご存知かもしれません。
- ただの説明 ➜ 眠たくなる
- ストーリー ➜ 引き込まれる
わたしもストーリーで語るようにしています。
▼じゃんじゃん売れていく「プロフィール」書き方【テンプレ・見本付き】
その際、語るのは自分自身のことばかりでした。
この本で解説される「第三者引用」とは、
よく似たお客様の事例をストーリーで語り、ありありと購入をイメージしてもらうテクニック
余談になりますが、ここで「イメージすること」の凄さを一つ。
お願い! 今すぐ口の中を唾液(ツバ)でいっぱいにしてみて!
ムリですよね?
では、ちょっとこれをイメージしてみてください。
目の前にシワクチャで赤茶色の梅干しが…。割り箸でつまんだら、いかにもブニュッとした感触。その梅干しを口に運び、いま舌の上にのっかると…
唾液がしみ出てきますよね?
これが「イメージすること」の凄さです。
現実ではない「ただのイメージ」に、体が実際に反応している
人には「新しい脳」と「古い脳」があり、
新しい脳がイメージしたこと ➜ 古い脳=現実 or ただのイメージ、どっちか区別できない?
そうです。
文章はもちろん、セールス・コピーライティングの達人は、「イメージさせること」が抜群に上手いんだよね…
話を戻します。
「第三者引用」では、よく似たお客様の事例を出し、
実は以前にも同じように懸念される方がいらっしゃいました ➜ それでも思い切って購入 ➜ 現在、◯◯といった成功を手にされています!
これを臨場感たっぷりのストーリーで語ることで、- 耳を塞がれがちな場面で、
- まるで「自分事」のように、
- 購入をイメージしてもらえる
といった感じ。
セールスで購入に対する懸念が出たとき、似たようなお客様の事例を臨場感たっぷりの「ストーリー」で語る。
セールス・コピーライティングでは、懸念が出そうな箇所や文章の最後に「第三者引用」を入れておくと効果的そうね!
以上、セールスの心理ブロックを外してくれる凄ワザの3つ目、
- 第三者引用:よく似たお客様の事例を臨場感たっぷりなストーリーで語り、購入をイメージしてもらう
でした。
【セールスライティングおすすめ本】さいごに
『お金と心を動かす会話術』から、凄ワザ3つを紹介させていただきました。
- スイッチングレーン:セールスした瞬間のドン引き感が100%消失する超裏ワザ
- テストクロージング:リスク無しで成約率を飛躍させられる魔法
- 第三者引用:さり気なく、だけど購入をありありとイメージしてもらえる「しれっとワザ」
ところで、最初は何気に読み飛ばしていた言葉があります。
「会話の主導権は、聞き手にある」
この本を読み終えたあと、「こんな人になら、セールスされてみたい」と思えた感覚の要因は、この言葉にあるような気がします。
どおりで、よくよく観察してみると、ほとんどの言葉が「?」で終わる型なんだよね
- 相手をおいてけぼりすることなく、
- 上手な質問でその都度イメージしてもらいながら、
- 背中をそっと、ときにはぐっと押して差し上げる
「セールス」にそんなことをイメージしました。(特に104ページ必見!)
……実はわたし、本とは別にaudible版(オーディオブック)も購入しています。
この本のaudible版のテンポ、営業を学ぶにしても、セールス・コピーライティングを学ぶにしても絶品です!
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