売れる「ランディングページ」をお持ちですか?
まだなら、今すぐ作成の準備にとりかかってください!
ここでは、売れるランディングページの、
- 全体像
- 必要なパーツ
- パーツを配置する順番
といった、具体的な構成を解説します。
これで24時間・365日働いてくれ、パワハラだと訴えることもない、超優秀な営業マンがあなたの右腕です。
■この記事を書いた人
自作した初ランディングページで、約100万円の売上を達成した”うきわ”です。
▼LP(ランディングページ)に必要なパーツ・配置する順番が丸わかり!
ランディングページ作成をいきなり外注してはダメ!な3つの理由
ネット上のあちこちで、しょっちゅう見かけるランディングページ。
広告をクリックすると表示される、あの縦長いやつです。
ネットで商品・サービスを販売、見込客のメールリストを取得したい人には、もはや必須ツール。
ただし、ランディングページ作成、いきなり外注は危険です。
理由は大きく3つ。
- 数万~数十万円の費用がかかる
- そのわりに、成果が上がるか未知数
- ちょっとした修正にも追加費用がかかりコントロール不能
こんな状態で商売成り立つの?…、というより、むしろギャンブル…。
こんな現状を招きかねないランディングページ、何より重要なのがコンテンツ。
コンテンツとは、
- この商品の真の強みをはっきりと伝える
- 伝えるべき相手に伝える
- 信じてもらえるだけの証拠を見せる
- 今すぐ購入しようと思うだけの理由をつくる
こんな事を一から考え、資料を準備するのは、他でもないあなた自身です。
もう、ここまでやるんだったら、
自分でランディングページを作る ➜ 少額の広告を出してテストする ➜ 調整する➜「これだ!」となったとき、安価でもピカピカにデザインしてくれる業者さんに外注!
までやった方が、手堅いと思いませんか?
何もないところから始まって、13年商売を続けてきた、わたしの出した答えです。
なので、ランディングページについて、詳しく知ってちょうだい!
ランディングページ=4つの区分
初めてのランディングページ作成、何から手をつければいいのか…。
そんなとき、ネット上にたくさん見本があります。
ここでいう「ランディングページ」とは、
- オプトインページ:見込み客のメールアドレスを取得するページ
- ランディングページ:商品・サービスを販売するページ
の2つを指すと思ってください。
※ランディングページを以下「LP」と言う
こんなにも情報ぎっしりなWebページを作ると考えただけで、「あわわっ」ですよね。
でも大丈夫!
LPをいきなり面で捉えるのではなく、一つひとつの点で捉えると色々見えてきます。
それにはまず、全体像をざっくり頭に入れるのが先決。
㊟コピー=広告文
昆虫で言うところの、頭・胸・腹といった大きなパート(区分)のイメージです。
最初に、
- ターゲットコピー:「自分のことだ!」と気づいてもらう文章
- キャッチコピー:一瞬で気を引くタイトル
などが掲載されたメインビジュアル(画像が一般的)で始まり、
リードコピー:本文へと引きずり込む文章
が橋渡しして、
LPの大半を占める、
ボディコピー:本文
があって、
最後に、
PS.(追伸):もう一言だけ!
の念押しといった、大きく4つのパートがあるイメージ。
まとめると、
- メインビジュアル(ターゲット+キャッチコピー)
- リードコピー
- ボデイコピー
- PS.
LPを4つのパート(区分)で捉えると、全体をイメージしやすくなります。
3つだけなんです、必要な部品って…
こんな言葉に聞き覚えありませんか?
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
広告の偉人による不朽の3原則。
LPなどの広告で成果を上げたければ、
- 読み進めてもらう
- 信じてもらう
- 今すぐ行動してもらう
ためのパーツ(部品)が必要であることを、この3原則が教えてくれます。
その視点から、50以上のLPサンプルを徹底リサーチしたところ、そこに配置されたパーツが3つに大別できることを確信しました。
こんな感じです。
- 読み進めてもらう:興味パーツ
- 信じてもらう:信頼パーツ
- 今すぐ行動してもらう:行動パーツ
具体的には、
興味パーツ
- ターゲットコピー:「自分のことだ!」と気づいてもらう
- キャッチコピー:一瞬で気を引くタイトル
- リードコピー:本文へと引きずり込む文章
- ベネフィット:現実に訪れる嬉しい結果
- よくある悩みリスト:自分にも当てはまると気づいてもらう
- 悩み(願望)の原因:実は、これが原因です
- 悩み(願望)の解決策:賢い解決策は…
- 商品・サービス:その悩みを解決できるのがこちら!
信頼パーツ
- ベネフィットの証拠
・実績
・満足度
・導入事例
・メリット、デメリット
・ビフォーアフター
・ライバルとの比較
・1位獲得
・ノウハウ
・メディア掲載
・公的データ
・科学的根拠
・医学的根拠
・書籍、テレビ番組での内容など - 第三者の意見
・お客さんの声
・権威による推薦など - あらゆる観点からの信頼
主観的
・プロフィール
・ストーリーなど
客観的
・会社概要
・パートナー企業紹介など
行動パーツ
- オファー
・商品名(サービス)
・スペック
・価格
・支払い方法
・分割回数
・送料の有無
・納期
・期限
・定員
・日時
・サービスの流れ
・割引
・クーポン
・お試し期間
・サポート
・特典
・保証
・フォーム
・バナー
・ボタン - よくある質問:行動の障害になりそうな疑問・不安を払拭
- PS.:オファー内容のまとめなど
テキストや画像、フォームなどによる各パーツが、上記のように3分類できました。
これらのパーツをLPに配置することで…
- 読み進めてもらえ、
- 信じてもらえ、
- 今すぐ行動してもらえ、
その結果、欲しくなって、買ってもらえるLPの完成です。
LP作成で悩んだとき、本質的なパーツは大きく3つ。
- 興味パーツ
- 信頼パーツ
- 行動パーツ
まだ慣れないうちは、これを拠り所に「何を書けばいいのか?」をイメージしてください。
いつものコーヒーが嘘みたいに…
ランディングページ鉄板の構成とは?
商品・サービスは「モノ」ではなく、「コト」で売ってください。
LP作成に限らず、すべてのセールスにおいて、その中心は「相手」だから。
なので、
- 相手の悩みが解決するコト
- 相手の願望が叶うコト
として、商品・サービスを提案するわけです。
こういった前提はあるものの、LPに唯一絶対の構成(何をどの順番で)は存在しません。
しかし、それだと無責任なので…
どのような業種・業態であっても通用するテッパン構成を1つお伝えします。
慣れるまでは、この順番で伝えるのがおすすめです。
- ターゲットコピー
- キャッチコピー
- リードコピー
- よくある悩みリスト
- 共感
- 悩みの原因はこれ!
- 原因の解決条件はこれ!
- その解決条件を満たすのがこの商品!
- ベネフィットリスト
- そう言える客観的な証拠
- 商品・サービス
- プロフィール
- 価格
- 保証
- 特典
- 対象者
- お断りな人
- よくある質問リスト
- 追伸
- その他のパーツ
それぞれのパーツを、この順番で配置することで、
- 読み進めてもらえ、
- 信じてもらえ、
- 今すぐ行動してもらえる
売れるLPの出来上がりです。
一つずつ見てみましょう。
メインビジュアルのパーツ
①ターゲットコピー
買ってもらいたいお客さんを、絞り込んで、呼びかけてください。
情報が溢れるなか、自分に関係した情報だけをキャッチする「カクテルパーティ効果」など、人間の選択的注意に関する話はよく耳にするでしょう。
相手に気づいてもらうコツは、絞り込みポイントを2つ以上作ること。
◯◯で、△△な方へ!(例)Facebook集客でお困りの、行政書士の方へ!
「Facebook集客でお困りの方」や、「行政書士の方」だけでは、誰も振り向いてくれません。
2つ以上を組み合わせることで、ようやく「んっ?」といった感じ。
仮に100人全員がスルーと、3人だけは熱心に読み進めてもらえる、どちらがいいですか?
わずか3%の違いが、3人、30人、300人と大きな結果の違いを生む、それがネット集客の強みです。
まずはターゲットコピー!
②キャッチコピー
ターゲットコピーと合わせて、一瞬でこちらに引き込むための言葉。
最初に目に留まるパーツではあるものの、他のパーツの内容がある程度決まってから最終決定してください。
というのも、「全部ひっくるめてひと言でいうと?」に当たるのが、キャッチコピーだから。
つまり、LPで伝えたい内容を最も抽象化した言葉になります。
しかし、ただ抽象化しただけでは引きが弱いので、先人がすでにその効果を実証してくれている「キャッチコピーの型」に当てはめるのが鉄則。
キャッチコピーの型にも色々ありますが、その本質は、
- 損しなたくない
- モテたい
- 病気になりたくない
- 相手に負けたくない
- 凄いと思われたい
- いい人だと見られたい
- 家族を守りたい
といった、深い欲求に絡めた言葉であること。
キャッチコピー作り方のコツは、
LP全体を要約➜効果の証明されたキャッチコピーの型でお化粧➜キャッチコピーの出来上がり
リードコピーのパーツ
③リードコピー
キャッチコピーで伝えた内容を、さらに興味深く・証拠の一部を見せるなどして、本文へ引きずり込む文章。
ボディコピーのパーツ
④よくある悩みリスト
ターゲットが持つであろう悩みを、箇条書きでいくつも提示します。
興味を持ってくれる人の絶対数を増やすためです。
⑤共感
語る内容が正しかったとしても、嫌われてしまっては話を聞いてもらえません。
結局のところ、
理性<感情
「理解者」という立ち位置が重要です。
⑥悩みの原因はこれ!
悩み(願望)の原因を伝えます。
ここで重要なのが、本人の思い込みや一般常識と異なること。
そうすることで認知的不協和が生まれ、興味がわき、行動にかり立てます。
実は、そのような切り口を見つけ、どう表現するかこそ、成否の分かれ道!
⑦原因の解決条件はこれ!
相手が気づいていなかった、悩み(願望)を解決するための条件を伝える。
ただし、ここで商品について言及してしまうと、セールス色が濃くなるのでNG。
⑧その解決条件を満たすのがこの商品!
「しかし、…」「でも、…」といった逆接で、解決条件の実行の難しさを伝えたあと、「この商品なら簡単に◯◯できます」と、解決策として商品を提示します。
この部分、さりげなく商品を切り出す重要なパーツ。
商品ありきではなく、あくまで悩み(願望)ありきで!
⑨ベネフィットリスト
「ベネフィット」とは、商品・サービスを使うと現実に訪れる嬉しい結果。
ベネフィットを箇条書きでいくつも掲載することで、購入してくれる人の絶対数を増やせます。
誰にでも当てはまる情報を、自分事と捉える「バーナム効果」を利用した手法は、占い師などの常套手段。
仮に、ベネフィットリストの1つに、自分にドンピシャな内容があるなら、目の色が変わったとしても何ら不思議ありません。
気になる本の目次をパラパラ見ながら、「これだ!」と思うタイトルを発見した瞬間、レジに並ぶようなイメージです。
⑩そう言える客観的な証拠
信じてもらうための重要なパーツです。
「解決条件を満たす商品」と言えるだけの、実績、お客さんの声、推薦文といった、客観的な証拠を提示します。
「~で売上ランキング◯年連続1位」といった人気を見せることで、信頼アップとともに、「バンドワゴン効果」によって行動してもらいやすくもなります。
ライティングだけではどうにも出来ない部分なので、日頃から意識して集めておく必要があります。
⑪商品・サービス
ここでようやく商品・サービスの詳細を語ります。
まだ伝えていないスペックなどを伝えてください。
ただし、価格を伝えるのはまだ後です。
ちなみに人は「限定」に弱い生き物。
希少性の原理から、
- 数量
- 期限
- 権利
といった観点で、何かしら限定できないかも考えてみてください。
⑫プロフィール
プロフィールを書く理由は「目的を果たすため」です。
つまり、商品・サービスを買ってもらったり、メール登録してもらったり。
そこで必要となるのが、物語調で物事を伝える「ストーリーテリング」
商品を提供するに至った理由などを物語調で語ると、相手の記憶に残りやすく、共感や理解を深められます。
詳しくは、こちらの記事が参考になります。
▼商品がじゃんじゃん売れていくブログの「プロフィール」書き方
⑬価格
ここでようやく価格を伝えます。
その際、
- まずは定価を伝える
- それから、理由を添えて割引価格を打ち出す(定価19,800円➜9,800円)
- 効果の似た他の高額商品と比較してお得感を演出する
などが賢い見せ方です。
定価を見せたあと、割引価格を提示すると「アンカリング効果」が期待できます。
ただし、割引する理由をしっかり伝えることも忘れずに。
本命商品とは別に、2種の類似商品を提供できるなら、「松竹梅の法則」「おとり効果」も狙えます。
商品A・B・Cがあったとして、
松竹梅の法則:本命商品を中間の価格帯にする
- A:6,000円
- B:8,000円
- C:10,000円
極端な選択を避けたがる心理から、商品Bが売れやすい傾向にあります。
おとり効果:本命商品を超お得に見せる
- A:5,000円
- B:10,000円
- C=A+B:11,000円
本来なら、商品C=A+Bなので15,000円のところ、4,000円お得に見せる価格設定の方法です。
とっておきの方法をもう一つ。
相手がどのような人物か熟知しているなら、提示した商品A・B・Cの内、あえて1つを捨てます。
たとえば「商品Aでは物足りないはずです」や、「商品Cでは価格がご負担になってしまうかもしれません」といったように…。
こうすることで、買うか・買わないかではなく、買うことを前提とした強力な二者択一の提案が可能です。
価格設定はマーケティングの根幹、慎重に考慮してください。
⑭保証
「リスクリバーサル」といわれ、お客さんの購入に対する不安を肩代わりするパーツ。
- お試し期間
- 返金保証
- 手厚いサポート
などを約束することで、購入しない理由を払拭します。
強力な保証は、商品に対する自信の裏返しとなり、安心感の醸成につながります。
⑮特典
特典はお得感を演出します。
- 販売する商品と関係の深いものを
- より多く
- 限定的にプレゼントする
とより効果的です。
⑯対象者
商品・サービスの購入者として、ドンピシャな人を明確にします。
これによりミスマッチを予防でき、購入者の満足度を高められます。
⑰お断りな人
これも商品・サービスと購入者のミスマッチの予防に。
商品・サービスのメリットの裏返しによる「デメリット」、その視点での「お断りな人」を伝えることで、説得力を高める両面提示を装えます。
あえて「購入できない人」を見せることで、強い関心にもつながるでしょう
禁止されるほどやってみたくなる、「カリギュラ効果」も頭に入れておいてください。
⑱よくある質問リスト
買わない理由を事前に払拭することで、コンバージョンを高めます。
PS.のパーツ
⑲追伸
「最後にもう一言だけ!」といったイメージ。
訴求内容を繰り返すなど、一番印象に残したいことを伝えてください。
その他のパーツ
フォーム・カートなど
購入・申込みといった、実際にアクションを起こしてもらうためのパーツ。
「カート」や「クレジット決済」は簡単に手に入ります!
▼ブログ・ホームページ内で「自分の商品」を「クレジット決済」で販売する方法
バナー・ボタンなど
フォームなどへ誘うための画像
フォーム・カート・バナー周辺には、
- 商品名
- 価格
- オファー内容
などを使って、クロージングを施します。
縦長ページでもストレスなく行動してもらえるよう、LPの上・中・下の3箇所にクロージングを設置するのがおすすめです。
以上、どのような業種・業態であっても通用するLPの鉄板構成でした。
この構成で一度LPを作ってみると、あなたなりの流れが見えてくるはずです。
まずは鉄板構成のとおり、それぞれのパーツを配置してみてください。
LPを書籍で学ぶなら、こちらがおすすめ。
どうしても書くのが苦手な人に秘密の方法
「やっぱり文章にするのが難しい…」、そうお感じかもしれません。
そこでわたしも使う、とっておきの方法を1つお教えします。
LPをはじめとする「セールスレター」が、
セールスマンシップ・イン・プリント=印刷された営業マン
と言われるのをご存知でしょうか。
どちらかといえば、「文章」というより「営業トーク」に近いわけです。
本当のところ、いきなり「書く」必要なんて全然ありません。
そのかわりに、あなたが理想とするお客さんを目の前にイメージして、セールストークを行ってください。
といっても、そんなに難しく考える必要はなく、
- 録音しながら、
- テッパン構成の順に、
- シドロモドロでもいいので話していく
これだけです。
それを聞き返して、大切と思える部分だけを文字に起こしてください。
これをやるメリットは絶大です。
- 思ってもみなかった「言葉」「言い回し」が浮かぶ
- 各パーツのつながりがスムーズになる
- お客さんや商品に対する理解度がより深まる
といいこと尽くめ。
むしろ文章が得意でも、これをやるべきだと感じています。
わたしも重要な文章を書くとき、必ず実行しますが、その効果はお墨付き!
営業トークを学びたいなら、こちらの記事をご覧ください。
▼【セールスライティングおすすめ本】上達のコツはメンタルブロック解除にあり!
【売れるランディングページの構成と作り方】まとめ
この記事のポイント
- LPのいきなり外注は危険!
・数万~数十万円の費用がかかる
・そのわりに成果が上がるか未知数
・ちょっとした修正にも追加費用がかかりコントロール不能 - LP=4区分
・メインビジュアル
・リードコピー
・ボディコピー
・PS. - LP=部品は3種
・興味パーツ
・信頼パーツ
・行動パーツ - あらゆる業種に使えるLPのテッパン構成の肝
1.一般常識とは異なる原因を指摘
2.気づいていない解決条件を伝える
3.その解決条件を満たす商品がこれ!
4.そう言える客観的な証拠がこちら - どうしても書けないなら「話す」LP作成法
LPをある程度自作できるようになると、本当に強いです。
ABテストを繰り返して結果を確信してから、業者さんにデザイン依頼するのがおすすめ!
確実に結果を出せる、しかも見栄えの良いLPが安価で手に入ります。
これで24時間・365日働いてくれ、パワハラだと訴えることもない、超優秀な営業マンがあなたの右腕!
▼WordPress有料テーマ「SWELL」でもLPを簡単に自作できます!